暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico46魔法少女リリカル☆アリシア〜Team Testarossa〜
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アルフを捕まえ、射線上に入ってやれば・・・。その結果、俺を撃てると確信した故に狙撃し、俺の策にまんまと嵌って同士撃ち。残念だったな」

わたしはルシルに背を向けて逃げるふりしつつ、“フォーチュンドロップ”から3つ目のデバイスを取り出す。背後から「降参することを勧めるよ」ルシルからの降伏勧告が聞こえてきた。わたしは答えることなく、フェイトの一撃を待った。

「ルシル! 私はまだ負けてない!」

――プラズマランサー――

フェイトの雷槍がルシルに向かって殺到。ルシルは“エヴェストルム”で斬り伏せながらフェイトに走って行く。そして直接斬撃を狙って“エヴェストルム”を振るうルシルは残念ながら空振り。フェイトは避けた先で・・・

「プラズマスマッシャァァァァァーーーーーーッッ!」

砲撃を発射。わたしは踵を返して砲撃の行く手へ向かってダッシュ。手にはハリセン型の近接戦用デバイス・“ハリセンスマッシュ”。使い方はそのままで、コレで相手を殴る。けどそれだけじゃない。別の真価とも言うべき効果がある。それを今、ルシルにお見舞いしたげる。ルシルは防御に回ることなく回避した。となれば砲撃はわたしに向かって来るわけで。

「プラズマスマッシャー・・・」

“ハリセンスマッシュ”を振り被って「ホームラン!」フェイトの砲撃へ向かって振り払った。わたしの“ハリセンスマッシュ”のフルスイングによって砲撃は反射されて、砲撃は回避を終えた直後のルシルの背後へ向かって行って・・・直撃した。そう、“ハリセンスマッシュ”の真価は純粋魔力攻撃を打ち返すことが出来るってこと。どこに打ち返すかはわたしの技量次第だけど、今回は上手くルシルの背後に打ち返すことが出来た。

「はぁはぁはぁ・・・!」

「やった・・・?」

濛々と上がる煙を見詰める。フェイトの魔法だけど、最後はわたしのデバイスによる反射攻撃だから、直撃してればわたし達チームテスタロッサの勝利になるわけなんだけど・・・。ドキドキしながら煙を眺めていると、「あー、負けた!」ルシルが降参ポーズをしながら晴れ始めてた煙の中から出てきた。

「俺の負けだ。最後の1発、回避しきれなかった」

ルシルが負けを認めた。一瞬、頭の中が真っ白になったけどすぐに「やったぁー!」喜びが湧き上がって来た。フェイトやアルフとハグし合ってるとシミュレーターが解除されて、元のトレーニングルームに戻った。そして「おめでとう!」なのは達からの拍手喝さいを受ける。

「まさかデバイスを複数持っているとはな。まんまとやられたわけだ。えっと・・・ギャフン」

「あ・・・! ルシルにギャフンと言わせた! ブイっ♪」

ルシルからも拍手を貰って、その喜びは最高潮になった。あとはもっと魔導師としての腕を磨いて、いつかハンデ無し
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