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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico46魔法少女リリカル☆アリシア〜Team Testarossa〜
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ェイトの必死な声が聞こえた。声をした方を見れば、フェイトとルシルがデバイスによる剣戟を繰り広げてた。
「すまないね、アリシア。あたしはアウトだよ」
わたしの側に倒れてるアルフが謝った。今のアルフはバインドで両足首を拘束されてて、その魔力ロープがルシルの側にまで続いてた。それで察した。アルフが急に割り込んで来た理由が。ルシルは判ってたんだ。わたしが待ち構えてることを。だから大きな隙をわざと作って撃たせた。そしてアルフの両足首にバインドを掛けて、魔力ロープでアルフを射線上にまで引っ張った。
「アリシア。まさか君のデバイスがスナイパーライフルだとは予想だにしなかったぞ。君ならもっと可愛らしい杖だとか思っていたからな!」
ルシルはフェイトの斬撃やプラズマランサーを“エヴェストルム”で迎撃しながら話かけてきた。しかも徐々にフェイトのポイントを減らしていってる。
「最初の1発で決められなかったのは痛かったな。あれだけ息巻いていた君が前線に出なかった。その時点でアリシアは後衛になったと踏んだ。あとはなのはのような射砲撃系の魔導師か、はやてのような広域系の魔導師か、そのどちらかを予想するだけ」
「な、なんでその二択なの!? すずかとかシャマル先生とかのような補助系かもしれないじゃん!」
――
舞い降るは
(
コード
)
、
汝の無矛
(
パディエル
)
――
ルシルの側に蒼い魔力槍が8本と展開されて、“エヴェストルム”の斬撃で弾き飛ばしたフェイトに向かって「ジャッジメント!」一斉射出された。フェイトはソニックムーブで避け切るけど回避先にはすでにルシルが向かっていて、「きゃぁぁぁぁ!」斬撃でまた弾き飛ばされた。
「「フェイト!」」
「君の魔導師としての経験は浅い。たとえ誰に鍛えられようと、2〜3ヵ月で習得できる魔法は限られる。広域魔法なんてまず無理だ。なら射砲撃になるだろうと思った。で、先の疑問についてだが、シャマルやすずかのような補助、か。君の性格からしてそれは無いと初めから度外視だ」
「むぅ・・・!」
わたしの性格読まれてる。でもまだ足りてない。わたしのデバイスが“ブレイブスナイパー”だけとしか思ってない。それが命取りだよ。わたしは『フェイト、砲撃!』そうお願いする。
「狙撃の腕はなかなかに良かった。よほど特訓したんだろうな。大したものだよ、アリシア。でもだから精神的な罠を張りやすかった。頑張って鍛えた狙撃の腕を信じているからこそ、チャンスがあれば俺を撃とうとするだろうから。フェイトとアルフが俺をこのビルに留まらせようと動いていたのは攻撃パターンから察せたからな。
じゃああとは君の位置を探るだけ。魔力探査なんて必要ないほどに君の気配は感じた。やる気が却って君の居場所を俺に知らせたんだ。あとは適当に俺の盾になる
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