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魔法科高校の有能な劣等生
影の憂鬱と零宮の喪失
入学初日 影の高校デビュー
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くしろよ」
  「でもさぁ〜無月って元数字付きだったらしいけどさぁ〜。」
「なんだよ?」
  「無月って数字で例えるとなんなの? 」
「・・・・」
  「言われてみれば……「数字入ってないね」「………無月、無月?うーん」」
 そんな会話はあちっこちで行われ俺の姿を見掛けるだけで生徒達はひそひそとぶつぶつと俺の事を話している。
 無月の数字を考えるって言っても実は超簡単なんだけど。ここの生徒達はなかなか答えを出せないようだ。
 ちょっと意外だ……そう思いつつ俺は食堂に向かった。
 何故だろう。俺が食堂に入った瞬間、足を踏み入れた瞬間に人混みは消えた。
 先程までパンの取り合いや殴り合いの真っ最中だったのに……俺はゆっくりと足を動かすと静まり返った生徒達は恐る恐る距離を取る。
 どうやら原因は俺に有るようだ。
「はぁ」
 溜息を付きつつも俺は歩み。
 適当なパンと飲み物を買って食堂から去った。
 その後、食堂は人混みで溢れ……まるで何も無かった様に人は動き出す。
 これは嫌わてれるより、いない存在と見られてるな。居るけど居ない生徒に恐怖に似た感情で俺を妨げる。
 学園生活を有意義に過ごす為になるべく俺に関わらない事を強要されてるのかね? まぁ、それならそれでも構わない。俺は別に望んで高校に進学した訳じゃないし嫌われるのにも慣れてるからな。
 …………それ以前に俺はなんで今更、高校生活をエンジョイしてんの?
 そんな疑問に悩まされつつ適当に選んだパンを食べる。
 普通、高校生活を堪能するなら入学初日から入ってそれから着々と難関をクリアーしてからじゃないの?
 表上、俺は編入で第九校に入学した事に成っている。遅れて現れた魔法科高校の不工天才児とも呼ばれる俺の気にもなって欲しいよ。
「パンはパンでも四本足で職業をヒーローとするパンってなんだ?」
「うーん。そうだな…………」
「正解は…………」
「ちょっと待って……」
 パンはパンでも四本足で職業をヒーローとするパン?
「ヒント! 主人公はアンパンです。
 他にも色んなパンのヒーローがいます」
「それってその仲間達を言っても正解なの?」
「うん、正解だよー」
 なら、一択だ。俺は態と溜めてクイズ番組のチャレンジャーの様に。
「アンパンマンッ!」
「正解♪」
 やっぱり当てった。
 アンパンマン…………懐かしいな。小さい頃はアニメで観てたよな〜。
 ――――あれ? なんで俺、クイズやってんの?
「正解者にはこちらの景品♪」
 隣に目を
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