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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico45-B嬉し悲しも想い次第
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」」
「そう! 男の人はね、女の人から貰ったチョコの3倍のお返しをしないといけないんだよ。それは量じゃなくて質での3倍! 女の子から貰ったチョコが安かろうが、ルシルみたく毒のような不味いチョコであろうが、貰った物以上に価値のあるお返し3倍、さらにもっとなお返しをしないといけないルール!」
シャルの力説に「それはちょっと嫌なルールだね〜」ドクターが苦笑。そしてルシルは「毒チョコって、作ってくれた女の子に失礼過ぎるだろうが」お怒りの様子。痙攣するほどのチョコを贈られたのに、それでも相手を責めないその気持ち・・・、格好いいわよ。
「あながち間違っていないから反論できないな・・・。っと、長居している暇がないな。監察課の研修に遅れる。それじゃあ、なのは、フェイト、アリシア、アリサ、すずか。チョコ、ありがとう!」
そう言ってルシルは走ってスカラボから出て行った。ルシルを見送った後、「じゃあ話の続きね」シャルがそう言って、コホンと咳払い。
「必ずしもそのルールを厳守しないといけないわけじゃない。お返しする女の人から幻滅されてもいいならね。お返しが凄ければ凄いほど、その評価は高くなる。場合によってはそれがきっかけで特別な関係になるかもしれない。ホワイトデーとはそう、男の人の度量が試されるイベント!」
「「「なるほど〜」」」
「じゃあ他のルールはなんなの」
「よく訊いてくれたセイン! ホワイトデーのお返しをする男の人に課せられるさらなるルール! お返しがお菓子の場合に発生するの! ドクター、しっかり覚えておいてね!」
「ホワイトデーって何気に男に厳しくないかい? 3倍返しとかお返しのルールとか・・・」
「チョコをくれた人に自分をアピールする最大のチャンスなんだから、そんなこと言ってる暇はナッシング! いい? マシュマロは絶対にダメ!」
「マシュマロの何がダメなんだい? 私も娘たちも好きなんだが・・・」
「普通の日なら良いよ。でもホワイトデーの時だけはダメ! マシュマロのお返しの意味は、あなたが嫌い、なの! ウーノ達、想像してみて。大好きなドクターにチョコをあげた。でもお返しは、嫌いです、なんて意味のマシュマロだったその時を!」
「それは・・・悲しいですね・・・」
「胸が張り裂けそうになったわ・・・」
「あーん、ドクターの意地わるぅ〜」
三者三様のその落ち込みようにドクターは「判った。マシュマロはやめよう」そう堅く決意した。で、「ふ〜ん。じゃあ他は?」セインからの話の促しに、シャルは他のお返しの意味を話した。クッキーは友達でいよう、キャンディはあなたが好きです、マカロンは特別な人、とか。
「ドクターはキャンディか、もしくは花束とか高級アクセサリーとかブランド服やバッグとか、そう
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