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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico45-B嬉し悲しも想い次第
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「しっかり! 傷は浅いぞ、委員長!」
「いやぁ、これもうダメでしょう」
「メディックはどうした! メディ〜〜〜〜ック!」
「ねえねえ、メディックってなに?」
「あ、保健委員のことです」
うちのクラスや騒ぎを聴きつけてやって来た他のクラスの子で大騒ぎ。ルシル君は「どうしてこんなことに!」文字通り頭を抱えて、「ルシル。はい、バレンタインチョコ?」アイリはこの騒ぎをものともせんかった。
「アイリ、とりあえず今は帰れ、な?」
「やっ。ルシルがアイリのチョコ食べてくれるまで帰らない!」
アイリがピタッとルシル君に寄り添うと、女の子たちからは「きゃぁぁぁぁぁ♪」黄色い声が、男の子たちから「うぉぉぉぉぉぉ!」なんや黒い感情が籠った叫び声が上げられた。わたしらの視線を一手に受けながらもルシル君は焦りか恐れか、手を震わせながら包装紙を綺麗に剥がして、箱の蓋をそっと開けた。そこにはアイリお手製のハート型のバレンタインチョコ。女の子たちが「おお!」って歓声を上げて、男の子(ry
「はやてとリインに協力してもらって作ったんだよ! さ、食べて、食べて♪」
「・・・・い、いただきます」
チョコを一口齧ったルシル君はもぐもぐ咀嚼。そんで「美味しい・・・!」パァっと表情を輝かせた。するとアイリも「やったね?」万歳した。それで満足したんか「それじゃあルシル、アイリは帰るね♪ はやて達にもバイバーイ♪」アイリはわたしらに大手を振った。
「えっと、それでは。ルシルとはやての御同輩の皆様方。大変ご迷惑をおかけいたしました。これにてアイリ・セインテストは失礼させていただきます♪」
アイリは窓をガラッと開けて、ここ3階から飛び降りた。当然「きゃあああああ!」悲鳴が上がるわけで・・・。慌てて窓の側に寄って地上を見るクラスメイト達が「すごい!」やとか「マジか!」」やとか「めっちゃスキップしてる!?」やとか「どんな身体能力!?」って、アイリにすごさっぷりに驚きを見せた。
「セインテスト・・・、アイリ・セインテスト・・・、ハッ、まさかもうルシル君と入籍済みなのですか!? わたくしは神に見放されてしまったのですね!!」
咲耶ちゃんがそう叫んだから「飛躍し過ぎ!」クラスメイトから総ツッコミ。他の子からは「兄妹なんでしょ?」や「姉弟じゃ・・・?」って話が出る。となると「あぁ、だから・・・」どうゆうわけかみんなが納得し始めた。
「ルシル君の家族ならあの身体能力も当たり前かな?って♪」
「お前、人間やめてるもんな♪」
「うっせぇよ亮介」
「兄妹か姉弟かどっちか判らないけど、家族なら一緒に寝たりお風呂に入ったりする・・よな?」
「ん〜、ちょっと年齢的にアウトじゃね?」
「でも良かったじゃん、
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