暁 ~小説投稿サイト~
魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
Epico45-B嬉し悲しも想い次第
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ぎ。ううん、そんなことより今のアイリは私服姿や。先生に見つかればこんな騒ぎだけでは済まされへん。

「ルシル~。一緒に寝てたんだから起こしてほしかったよね。チョコをあげるチャンスは朝だけしかなかったんだから。明日はもうバレンタインじゃないから、来ちゃったんだよ学校まで?」

「一緒にぃぃ~~~!?」

「寝ただとぉぉ~~~!?」

「もしかしてお風呂も一緒に入ってないだろうなぁぁ~~~!?」

「ん? 一緒に入ったことあるよ♪」

「きゃぁぁぁぁ♪ シャルちゃんとはやてちゃんに新たなライバル出現?♪」

「ていうか、はやてだけじゃなくてその子とも一緒に暮らしてるってどんな関係!?」

「もしかしてもう恋争いに決着済み!?」

「なんやそれぇぇぇーーーーー!」「ちょっとルシルーーーーー!」

わたしとシャルちゃんがルシル君に詰め寄る。聞いたことあらへんよ、ルシル君とアイリが一緒にお風呂に入ってたなんて。わたしが家を空けとる時、基本的にルシル君も家を空ける。アイリと一緒にお風呂に入る時間なんて無いはずやのに。男の子たちの「なんて羨ましい!!」ってゆう大騒ぎを「ちょう黙ってて!」黙らせる。

「ま、待て。違う、入ってない、風呂、入ってない。こら、アイリ! どうせ夢でも見たんだろ! な? そうだよな! そうだと言ってくれ!」

ルシル君が脂汗をダラダラ流しながら、願うようにアイリにそう言うた。するとアイリは「??・・・あっ、うん、夢! 夢だよ! あはは! 入ろうとしたらはやてにいっつも邪魔されるもんね!」何かを誤魔化すかのようにそう言いだした。怪しい・・・。

「ねえ、ルシル? ホントに夢なのぉ~?」

「まさかホントは入ってる、なんてことはあらへんよね~?」

「ヒィ・・・!」

割と本気で怯えるルシル君の姿にゾクッとした。どこか懐かしい感覚や。そう、ルシル君を初めて家に招いて、わたしの服を着せて女装させた時の、あの感覚や。あぁ、アカン。もっとルシル君をビクってさせたくなってくるわぁ~。

「ちょっと~! シャルもはやてもルシルも遅い! いつになったら1組に来んのよ?」

「なんか騒がしいけど・・・」

「って、アイリが居る!」

「え、どうして!?」

「というか、シャルとはやてがメッチャ怖いんだけど・・・」

すずかちゃん達がやって来た。アイリが学校に来た理由、そんでルシル君に詰め寄ってる理由をシャルちゃんが伝えると、すずかちゃん達が反応するよりも早く「きゃぁぁぁぁ、委員長が!」そんな悲鳴が聞こえてきた。そっちを見れば咲耶ちゃんが白目向いて倒れてた。

「ルシル君と・・・お風呂・・・白い子が・・・お風呂・・・寝る時も・・・一緒・・・ふふ、うふふ・・・ふふふふふ・・・」

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