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逆襲のアムロ
19話 それぞれの休暇
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セイラがシャアに尋ねると肯定した。

「ああ、ララァが研究しているからな」

カイはその研究者について質問した。

「ララァさんとは?」

シャアはさてどう話していいものか分からなかったが、一応説明を試みた。

「カイさん・・・ララァは私をジオンや復讐という呪縛から解き放ってくれたひとだ。その存在は私の勘でも、超越者と言っていい程、浮世離れしている。そのララァがある技術の完成を目指している」

セイラはシャアの話でララァという存在が兄を救ったひとだと認識し、一目会いたいと思った。

「兄さん。ぜひララァさんにお礼が言いたいわ」

セイラがシャアにそう言うと、シャアは少し笑い了承した。

「ああ、私も会わせたいと思っていたからな」

そして3人は奥の方へ進むとある部屋に辿り着いた。
シャアはそのドアを開けて入ると、そこはドーム型の明るい自然が溢れた空間で、動物たちがある1人の女性の周りを囲んでいた。シャアはララァに呼びかけた。

「ララァ。またお邪魔するよ」

ララァはシャアの声を聞くと、静かに立ち、シャアに向けて笑みを浮かべた。

「まあ、大佐。またいらしてくれたのですね」

ララァはシャアの傍へ歩み寄ってきた。
カイとセイラはその立ち振る舞いに息を飲んだ。

「神々しいと言うべきなのか・・・」

「そうね・・・何か人とは違う気が・・・」

カイもセイラも神など信じてはいなかったが、居たとすれば、このような独特の雰囲気なのかもしれないと思った。カイはララァに近寄り手を差し伸べた。

「カイ・シデンと言います。ジャーナリストをしております。ララァさんにお会い出来て嬉しいです」

ララァは笑みを浮かべて、カイの手を握った。

「こちらこそ。こんな私なんかに会いたいなんて稀有ですわ」

セイラもカイに倣って、手を出した。

「兄がお世話になっております。セイラ・マスと申します。兄の呪縛を解いてくださってありがとうございます」

ララァはセイラを見て、同じく笑みを浮かべてセイラの手を取った。

「宜しくお願いしますセイラさん。大佐は良い妹さんをお持ちで」

「大佐?」

「フフフ・・・あまり気にしないでください。私が好きで呼んでいるだけです」

ララァは優雅に微笑んだ。シャアはため息を付いた。

「ララァ。あまり妹をからかわないで欲しい」

「あら?お気に召しませんでしたか大佐」

「ふう・・・ララァは全く・・・」

ララァはクスクスと笑い、カイは唐突ながらも知りたい本題に入った。

「シャアさん。早速ですが、ララァさんの研究を見学したいのですが・・・」

カイがそう言うと、シャアはララァへ了解を求めた。

「ララァ。私
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