第2章:異分子の排除
第12話「IS学園」
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ですって!?」
桜さんがきっぱりとそう言う。
...結構当然な事だな。国の代表なんだから、代表の人柄で国そのものに影響するしな。
「それと、男だからって侮るなよ?こっちは二年前から危険から身を護るため、知識や技術だけでなくISの事まで叩き込まれたからな。」
「(...俺、なんも喋れてねぇな。)」
桜さんが全部対応しちゃっている。
「この...!女々しい容姿をしている癖に...!」
「容姿と中身は別だろ。」
主にアイツみたいにな。桜さん曰く、アイツの場合は本来の魂と別の魂が入っているとの事だけど...なんで桜さんはそんな事が分かるんだ?
「...あ、そういえばマドカとユーリはどこのクラスなんですか?」
「うん?あー、確か二人共四組だったはずだ。上手い具合に二人ずつで固まったな。」
「そうですね。」
少し疑問になった事を桜さんに聞く。
「ちょっと!?私を無視しないでくれます!?」
「あー、忘れてたわー。」
凄く棒読みですね桜さん。まぁ、俺も態とだったんですけど。
「そりゃぁ、男だからと見下しに来た奴を相手にしてられないしな。」
「っ....ふん、所詮、男なんて立場を弁える事もできない生き物なのですわね。」
「あー、はいはい。そろそろ時間だし、席に戻りなよー。」
桜さんが適当に受け流す。...滅茶苦茶面倒臭そうにだけど。
「(...IS学園の授業って、やっぱりISが中心なんだな。)」
会社で散々勉強をさせられたから全て理解できるけど。...まぁ、アイツは分からないだろう。突然の入学だし。同情はしないけどな。
「ほとんど全部わかりません...!」
「えっ....全部ですか..?」
とか考えていたら、案の定分からなくなっていた。...いや、まだ最初の方なんだからいくら突然の入学でも勉強しときゃ分かるだろ。
「今の段階で分からない人はどのくらいいますか?」
「「「「......。」」」」
山田先生が他の人に呼びかけるが、当然全員分かっている。
「篠咲君達は大丈夫ですか?」
「大丈夫です。一応、二年前から勉強していましたから。」
俺がそう答える。...桜さんの場合、全部暗記してるだろうけど。
すると、アイツが小さく舌打ちして俺を睨んでくる。...なんだ?
「...織斑、入学前の参考書は読んだか?」
教室のドアの近くで腕を組んで立っていた千冬姉がアイツにそう聞く。
「いや...電話帳と間違えて捨てましt」
スパァアン!!
「必読と書いてあっただろうが。...後で再発行してやるから、一週
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