第2章:異分子の排除
第12話「IS学園」
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いつの間にか話が進んでいたのか、俺たちが自己紹介する事になっている。
俺が前にいるので、俺からするか。
「篠咲秋十だ。趣味は鍛錬。特技は家事...かな。好きなものは俺自身よく分かっていないが、嫌いなものは女尊男卑のように、自分を驕っているような奴だ。ワールド・レボリューションのテストパイロットとなっているが、そんな肩書きに関係なしに仲良くできると嬉しい。これから一年間、よろしく頼む。」
そこまで言って一礼してから座る。
当然のように女子が騒ぎ出すが...
「静かにしろ!」
という千冬姉の一声で静まる。...次は桜さんか。
「篠咲桜だ。こんな容姿と名前だが、男なのでそこの所は分かっていてほしい。...秋十君とは、義理の兄弟でもある。ちなみに、俺の年は23歳だが、年上だとかを意識せずに接してくれると一番助かる。それと特技だが...容姿から何となく分かると思うが、篠ノ之束のモノマネだ。」
そう言って桜さんはどこからともなくウサ耳(機械)を取り出して頭に装着し...
「ハロハロー、私が天災の束さんだよー。」
パァアン!
あまりにも似すぎていたため、クラスの女子達が噴出しそうになった瞬間に、千冬姉の出席簿によるチョップが決まる。...って、出席簿の出す音じゃねぇ!?
「痛い痛い!ちーちゃん、痛いよ〜!」
「...ふざけるな。いいな?」
...これ、洗脳とかの性格関係なしに千冬姉怒ってね?すっげぇ怖いんだけど。
「...はいはい。..とまぁ、これぐらい得意だ。織斑先生が怒るからするのは控えるけどな。それじゃあ、一年間よろしく頼む。」
そう言って桜さんは座る。さすがにインパクトが強すぎて歓声は起こらなかったな。
「うわーお、これはひどい...。」
「むしろ怖いですね。」
HRが終わり、廊下を見てみると何かの群れのように女子生徒が群がっていた。
...中には二年生や三年生らしき人までいるし....。
「ちょっとよろしくて?」
「うん?」
皆が遠慮して俺たちに話しかけない中、誰かが話しかけてくる。
見れば、金髪のいかにもお嬢様な髪型の生徒が立っていた。
「まあ!何ですのそのお返事は!私に話しかけられるだけでも光栄なことなのだからそれ相応の態度があるのではなくて?」
「(うわぁ...態度が...。)」
横暴過ぎる態度に、俺は呆れて何も言えなかった。
「イギリス代表候補生、セシリア・オルコットだな。代表候補と言う肩書きと、相手が男という事で高飛車な態度を取るのは結構だが、そうしていると程度が知れるし、国家代表にはなれんぞ?」
「な、なん
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