遊戯王ARC-V OCG次元から振り子の兄へ
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デッキも、お前が知っているだろうホープデッキを貸してやるし回し方も教えてやる。そしてもし、オレが融合次元に残されるか、他の次元に飛ばされ、お前だけがこの次元に戻れたのなら、オレの家族のことを頼む」
「それは、どういうことですか?」
「オレは命をかけて融合次元に向かうと言っているんだ。お前も生半可な覚悟で行こうと考えるな」
デッキホルダーごとホープデッキを取り出して赤馬零児に持たせる。手帳に回し方や勝利への方程式を書き込んで、一番最後に連絡先も記してから渡す。
「覚悟が出来たら連絡しろ。オレも身辺整理を済ませてデッキを調整しておく」
まだ誰も戻っていない自宅に戻り、自室で遺書を認める。お袋と弟の遊矢、それから迷惑をかけている柊家宛。それとこの時代のこの世界にあるはずのない魔術師EMオッドアイズデッキと多数のエクストラデッキ用のカードを遊矢宛に残しておく。負けられないデュエルを行う時に開けとメモを残して。
「こいつで最後だ!!魔法カード太陽の書を発動!!セットしてあるメタモルポッドを攻撃表示に変更。手札をすべて墓地に送り5枚ドローする。そしてドローできないデュエリストはデュエルに敗北する!!」
「ばかなぁ!!」
オベリスクフォース×30 LOSE
カード化したオベリスクフォースのカードを破り捨てて完全に殺しておく。量産されたコピーカードのアンティークデッキも破り捨てる。この世界はカードをなんだと思ってやがる。個性なきデッキで、個性なき?すべてが同じなら、すべてが無と同じ。まさかダークネスの影響か?融合次元はGXの世界に近い次元だ。影響を受けやすいのか?ちっ、外れていてくれよ。
「おらぁ!!次は何奴が相手だ!!まとめて相手してやるぞ!!」
「君かい、暴れまわっている別次元のデュエリストは?」
「あん?次の獲物はガキか。まあいい、死にたいなら構えろ。生きたいならデュエルディスクを破壊しろ」
デッキを入れ替えて構える。こいつはさっきまでの雑魚どもとは違うな。だが、オレには勝てない。ガキが構えたので開始を宣言する。
「「デュエル!!」」
「先攻後攻好きな方を選べ」
「なら後攻をもらうよ」
「そうか、じゃあ死んだな。黒竜の雛を召喚してリリース、手札から真紅眼の黒竜を特殊召喚。黒炎弾を2枚発動。手札誘発は?」
「はっ?」
「ないなら、死ね!!」
??? LP4000→0
「遊矢に似た顔をしやがって。紛らわしいんだよ」
カード化した遊矢に似たガキのカードを燃やして処分する。さてと、粗方片付いたようだが赤馬君は父親に会えたのだろうか?そんなことを考えていたらデュエルディスクに通信が入る。
『遊樹さん、デュエルディス
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