第6話 ナツ vsゼクト
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はなく、雷。
「うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!!」
ナツの身体に、ゼクトの拳から放たれる雷が走り回った。
あまりの電撃、いや雷撃によるショックで、ナツは倒れてしまった。
「なっ! ナツっ!!」
「ナツぅ〜〜〜!!!」
途中から、ナツ程ではないが、驚きから 騒ぐ事を忘れて魅入っていた者達は叫んだ。
中でも、ナツを慕っているハッピーや白い髪女のコ、ミラの妹である、リサーナも心配になって駆け寄ろうとしていたのだ。
『あ、え、えっと……』
ゼクトは、自身に纏わせていた魔力を止めた。
「あ…ナツ! ナツは!?」
「ナツっ、だ、だいじょうぶっっ!?」
リサーナとハッピーが驚き、もう駆け寄ってきた所で、ゼクトは手を挙げた。
「あ、あの、ごめんね。……皆に心配かけちゃったみたいだったね。うん、大丈夫だから」
大丈夫、と言っているゼクトの肩にはナツの腕が回されていた。
「あぎゃ……、び、びり、びり……、くっそ……そんな、魔法、使うなんて……、し、しび…れた……、」
ナツは、眼を回しながら、体を痙攣させていた。
どう見ても、戦いを継続させるのは無理だろう。
それを判断したギルダーツは、ゼクトとナツに近づいた。
「ほい……。ナツは戦闘不能だな? そこまで、勝者はゼクトだ」
そう言うと、ギルダーツは ゼクトの右手を上げた。
「あ…、ちょ、ちょっと……っ」
ナツが大丈夫な事を皆に説明をしたかった事。そして、何だか恥ずかしかった事も合わさって、慌ててしまったゼクトだったが。
「「「「「「おおおおおおおおおおおお!!! すげえええええええ!!!」」」」」」
そんなゼクトとは、対照的に静まっていた周囲が一気に沸いていたのだった。
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