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竜から妖精へ………
第6話 ナツ vsゼクト
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だろうか? とゼクトは思っていた所で。

「あい!!」

 青く、翼を持っている猫が元気よく手を上げていたから、よく判った。

「はぁ? なんだそりゃ? ま、良いさ。但し、ゼクトに 勝てれば…の話だけどな?」
「あの……さ。オレをそっちのけで、妙な事を言うのはやめてよ……」

 ゼクトは、自分をダシに 楽しんでいる様な感じがして、ゼクトは、嫌がっている様だ。

「はははっ……、わりーな? んじゃあ、お前さんが勝ったら、ナツに何でも好きなこといっていいぞ?」

 ギルダーツは、そう言って笑う。そしてナツは更に気合が入った様だ。

「それ良いな!! 燃えてきたぞ!!」

 互いに同じ条件の方が良いらしい。ゼクトも大体察した。

「あ…はははは。うん。わかった。……戦ろう!」

 色々とあったけれど、ゼクトは 自然とまた笑顔になる事ができた。


 今、幼きドラゴンの魔道士との対決が今始まろうとしていた。

 
 2人の少年が向き合う。互いに もう笑顔は無い。真剣な表情、そして互いに高めている魔力の強張りだけが 場に集中していた。


「ねーねー! ミラっ! エルザっ! もー喧嘩はやめてよっ!」

 その外では、レビィがミラとエルザの2人を止めていた。だけど、2人も結構ヒートアップしている様で、中々反応しなかったのだが、再三の言葉で漸く反応したが。

「「邪魔するなッ!! レビィッ!!」」

 勿論簡単にとまる筈などは無かった。

「もーー! 今はそれより、ナツたちだよ??」

 レビィそう言うと、2人はきょとんとしていた。何を言っているのか、一瞬判ってなかった様だ。つまり、今回の件を、時分達の件で、忘れていたようだ。

「でさ? でさ?? ミラとエルザは、どう思う? あの2人の事っ!」

 レビィは、2人にそう聞いた。ナツの喧嘩はいつも通りなのだけど、何と言っても、今回は相手が違いすぎるから。

「ふむ……」

 エルザは、2人を見比べていた。ナツの顔は毎日のように見ているから、主に集中して見たのは新人?であるゼクトの方だ。

「どっちでもいーさ。大した事ないって。」

 ミラはと言うと、正直な所 あんまり興味なさそうだった。だが、エルザは違った。

「そうか…? あの男…身にまとう雰囲気…それだけで只者じゃないと思うが…?」

 エルザは、ゼクトの方を見続けていて、不思議な魔力を感じていたのだ。

「……はぁ? あの男がか? ん〜……まあ、そう言われたら、そうだな………」

 ミラは、ゼクトの方を見るとそう言っていた。最初から、真面目に見ていなかったのだろうか、ゼクトの姿を見るなり、先程の話から、直ぐに撤回していた。

「やはり間違ってな
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