学園祭のライオンハート
第五試合:ダブル『女王』対精霊の女王コーティカルテ
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ではないのか?』
『俺は今回『王』として来た訳ではない。別世界でやっていた神曲楽士としてやって来たが、目的はここにいるコーティの本来の姿へとする為である』
『神曲楽士とは何でしょうか?アザゼル総督』
『俺も分かりませんな。ただでさえ別世界と言うのも眉唾物だと思っていましたが、先程の試合で見せたあの少女達の技術も別世界からだと思いますな』
『ここで黒神チームから情報提供が来たので、私が読ませて頂きます。今回コーティカルテ選手と神曲学士=ダンティストと言って、精霊を活発化させる為に弾く事で力が増大されます。コーティカルテ選手は見た目少女ですが、神曲を弾く時には本来の姿である女性の姿となり本来の力が解放します。兵藤様が背中にあるのは、コア部に賢者の石を用いたセルを搭載し、楽士が使う主制御楽器・スピーカー・その他のパートを受け持つ補助演奏装置・音響などを調整する制御卓を繋ぐ可動式の各アームとなる・・・・との事ですがアザゼル総督はどう思いますか?』
『・・・・今聞いただけでは一ちゃんが何をするかは分かりませんが、神の曲と書いて神曲なのでしょうからきっと弾き始めると本来の力が解放されるのでしょうな。それにしても賢者の石を使っていると言う事には興味がありますが、それについてはゲーム終了後にでも聞くとするか』
雷光の巫女と金髪ポニーの『女王』同士で、こちらは一見少女だが本来の力が解放されるととんでもない威力が発揮する。俺に対するダメージを負う事を禁止にして、戦う相手を間違えないでほしい所だ。俺とコーティは塔の上にいたが、審判が現れて開始の合図をする。
『第五試合、開始してください』
朱乃と一緒にいるアバドンは、翼を羽ばたかせて空中戦をするみたいだがこちらはまだ動いていない。コーティも四枚の翼を展開し、空中にいたが攻撃する様子は無いので試しに魔力による撃ち合いを始めた。
炎と氷の魔力を撃ち合えば、コーティは軽く手を振るだけで赤い魔力が炎と氷を封殺する。周囲の塔が両者の魔力の余波を喰らったのか、崩壊し始めるが俺がいる所に攻撃が来るがコーティからの防御魔法陣によって守護される。
『おい貴様ら、一誠に攻撃するんじゃない!相手は私だ』
『そうだぜ朱乃。俺を攻撃対象とするのなら、ルール違反になるのはそちらだぞ?と言う事で準備を始めるんでなコーティ』
俺の準備が始まったが、ボタンを押し出てきたのはまるでピアノだった。試しに押して調整をしてから始めた。
『兵藤様のアレが情報の単身楽団(ワンマン・オーケストラ)でしょうか?あれではまるで一人オーケストラと言う感じですが、この後どうなるのでしょうか!?』
『それは見てからのお楽しみだ。行くぞコーティ!』
『いつでもいいぞ!』
俺はピアノを弾き始めたが
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ