学園祭のライオンハート
第五試合:ダブル『女王』対精霊の女王コーティカルテ
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が、事前に言っといたのかコーティと俺が転移された。
「あちらは十五名でこっちは六名となってしまったが、果たして誰が出るのかしらね?」
「九だとしたら自動的に『女王』が出ると思いますわ。『女王』同士で行った方がいいかと」
「俺の『兵士』は、出来るなら俺と共に出る事になるからな。それにしても俺が気になるのは、仮面とローブ姿が一人と知らない少女がいる訳だがこちらも『女王』を出すとしよう。コリアナ、頼む」
「了解しました。サイラオーグ様、朱乃さんと一緒にあちら側の『女王』の力量を探ってきます」
本来なら出てくるはずの『兵士』二人を投入して来ないのは、こちらもあちらも理由はほぼ同じである。第二試合では十だったから、『兵士』八人いるのに対し出して来たのが『戦車』ヘラクレスと呂布『兵士』黒歌のみだ。いくら魔法が得意だったとしても、あちら側の考えている事が不透明なのだと考えていた。
「心配するなリアス。俺の『女王』は『番外の悪魔』アバドン家の者だ、レーティングゲームの現役トップランカー三位であるアバドン家で相当強力な悪魔一族としては有名だからな」
「確かにそうよね。アバドン家の特性は攻撃を吸収し、属性を分解して特定の攻撃のみを撃ち返す『穴』だったかしら。いくらあちらに強力な『女王』がいたとしても、属性を分解すれば勝機はあるかもね」
と言っていたが、確かにバアルの『女王』は絶大な魔力とアバドン家の特色である『穴』を使って他者を圧倒していた。『穴』と言うのは厄介な代物だが、俺らの『女王』はどんな強力な魔力を撃ち出しても属性を分解出来ない程な威力を持っているコーティ。そう言ってコリアナと朱乃は転移魔法陣に乗り、消えて行った。
朱乃らがいる場所は無数の巨大な石造りの塔が並ぶフィールドとなっているが、朱乃とアバドンが到着する前に俺らが到着してから待機となっていた。ようやく来たので、コーティは塔のてっぺんに立っているが俺は後方の塔上にいる事により、朱乃らが何か言いたそうにしていた。それに関してはバアル&グレモリーチームも一緒であり、俺がいる事でルール違反じゃないかとな。
「『王』は十二のはずだぞ!なのに何故兵藤一誠が一緒にいるんだ?ルール違反じゃないのか?」
「分からないけど、ルール違反ならとっくに反則負けとなっているわ。それなのに一緒に転移してきたと言う事は、ルール状問題なく一緒に転移した事になるわね」
サイラオーグとリアスが言っていたが、それは実況と解説者も同じ気持ちであった。
『さて第五試合、バアル&グレモリーチームからは『女王』クイーシャ・アドバン選手と姫島朱乃選手だ!対して兵藤様からは、謎の赤い髪の少女と共に来た兵藤様がいますがこれはルール違反
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