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逆襲のアムロ
18話 裏の読み合い 3.7
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、私は第2次ブリディッシュ作戦に移る。これは奴らも知る既定路線だ。企業間でもフォン・ブラウンへのコロニー落としで市場は荒れるだろう。奴らもそれで利鞘を考えている。しかし、奴らは安全だ。本当は地球なのだからな」

「はっ」

「そして連邦の奴らもそれを既に看破していると考えて良いだろう。我々にはソーラレイとこの3年で配備された大艦隊がある。今回で宇宙の覇権を牛耳る好機でもある」

「正に好機ですな」

「そうだ。その好機で奴らの思惑も露見するだろう」

そう言うと、ギレンはデラーズとの通信を終え、再び書類に目を通し始めた。


* ルナツー 司令部 同日 16:00


ワイアットは皆が忙しく動く最中、自前の紅茶セットで優雅にお茶を嗜んでいた。
第2次ビンソン計画の最終段階。宇宙艦隊再建がここルナツーで2ヵ月後に行われることになっていた。

「ふう・・・あのソロモンから3年か・・・ようやくここまでまた辿り着いた」

ワイアットは遠くを見ていた。あの敗戦から、様々な困難を乗り越えて、その当時以上の戦力を持って宇宙艦隊の総司令として着任した自分に感慨深く思っていた。

ワイアットの下へ着々と報告が来ていた。観艦式の日程とその後のジオンの攻略についてであった。
その中にジャミトフより使いで来ていたバスクがワイアットと会談をしていた。

「将軍。ジャミトフ提督より代わって御礼のご挨拶にと参りました。この度はおめでとうございます」

バスクは満面の笑みでワイアットを称えた。ワイアットは機嫌よく、それに返答した。

「ありがとうバスク君。時に、今後のジオン攻略についてだが・・・」

「はっ。将軍の奇策、誠素晴らしく思っております。あのソーラレイを石ころで粉砕などと」

ワイアットはティーカップに口を付けてから、話し始めた。

「いや、あんなもの誰でも考えれることだ。今まで考えていても、それを実行する力がなかった。宇宙に浮いている実弾兵器、デブリもそうだが、あの固定砲台に対して攻略など、四方八方から小惑星をぶつけてやればよい」

「はっ、慧眼恐れ入ります」

「うむ。例え可動式だとしても、目標があのサイズだ。避け切れないだろう」

ワイアットはバスクを下がらせ、再び紅茶を嗜んでいた。
バスクは自身の艦に戻り、ワイアットの作戦を実行するように見せかけ、ルナツーから離れていった。

艦内の自室にてジャミトフと通信で会話をしていた。

「・・・だそうです。いかがしますか閣下」

「ワイアットめ。中々できる奴じゃないか。ならば、ここでやはり葬るのが必然だな」

ジャミトフは微笑を浮かべ、バスクへ指示を出した。

「バスクよ。ワイアットの作戦はそのまま実行しろ。成功の可否がどうで
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