第1章:平穏にさよなら
第18話「協力」
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何か、嫌な過去でも持っているかのような。...多分、何かしらの理由があるのだろうけど...。」
「歪...か...。」
男から女に転生したからか?いや、違うか...。
「...それと、優輝、敬語はいらないわよ。」
「え?でも....。」
草の神だしなぁ...。それに見た目はともかく年上だし...。
「敬語はむず痒くなるのよ。普通でいいわ。」
「...そう?なら、普通に喋るけど...。」
契約をしたからか、何かと距離感が近くなった気がする。...気のせいだろけど。
「お兄ちゃん、かやのひめさんと随分仲良くなったね。」
「うぇっ?そんな事ないと思うけどなぁ...。」
「...私から見ても仲良く見えるんだけど。」
司さんにもそう言われる。...やっぱり契約したからか?
「...っと、そうだ。できれば、君達の実力を知りたいんだが...いいか?」
「実力...ですか?」
クロノさんに呼び止められる。
「ああ。さっきの戦闘映像だけでは少し情報不足でな...。実際に模擬戦をして実力を確かめたい。」
「...分かりました。」
経験を積んでおきたいし、むしろ望む所だな。
「君と、君の妹と、そして彼女の一人ずつで戦ってもらいたい。相手はこちらで用意する。」
「分かりました。ただ、かやのひめさんは魔力じゃなくて霊力を扱うんですけど、そこは...?」
「...そういえばそうだったな...。まぁ、本人に聞いてくれ。」
一番知ってるのはかやのひめさん自身だからな。妥当か。
「かやのひめさん。」
「...あら、今度は何かしら?」
目を瞑り、瞑想でもしていたらしいかやのひめさんに再度声を掛ける。
「クロノさんが、模擬戦をして実力を見ておきたいだって。」
「模擬戦...まだ、回復しきってないのだけれど...まぁ、いいわ。やってあげるわ。」
「大丈夫なの?...まぁ、クロノさんに伝えておくよ。」
とりあえずクロノさんにかやのひめさんもやるという事を伝えておく。
「(カタストロフが見つかるまで猶予はある。その間にできるだけ強くなるか...。)」
...ふと、そこである事を思いだす。
「『...ねぇ、リヒト。』」
〈『なんでしょうか?』〉
今の僕は弱い。火力不足だし、魔力も少ない。なら、それを補うには―――
「『この前言っていたアレなんだけどさ―――』」
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