7部分:第七章
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「それからだね」
「はい、また探索をはじめましょう」
それをというのである。
「水のライオンの」
「うん。しかし」
ここでまた病気のことを言うサルミネンだった。
「世の中まだまだ知らない病気があるね」
「全くだよ。本当に僕達が持っている知識は」
塚本も考える顔で述べるのだった。深い思索に入っている顔である。
「大海の中の小匙一杯分だね」
「全くだね」
そんなことを話すのだった。とにかく彼等が知っていることは僅かなことだと思い知ったのだった。その蚊の病のことも水のライオンのことも。全てそうだと思い知ったのだった。
蚊の毒 完
2009・11・29
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