第8話思い出の丘へ
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もいいか?妹に頼みたいことがあって・・・」
「?はい、わかりました」
******
「ただいま。帰ったぞ」
「お帰りなさい。・・・ん?お兄ちゃん、その子は?」
「えっと、突然お邪魔してすみません。あたしシリカっていいます。昨日の夜、ライリュウさんに命を助けていただきました」
「え?お兄ちゃんが?」
帰ってきてミラが顔を出した時、オレの隣にいるシリカに視線が移った。シリカは自己紹介をしてオレが命を助けたと言うとミラはオレを見て少し驚いていた。その時のことを説明したら納得してくれた。
「そっか・・・友達の使い魔を蘇生させるためにここに。でもお兄ちゃん。それは少し危険じゃない?いくら同意してくれたとしても・・・」
「それはわかってる。先に奴らを投獄した方がいいのは確かだ。でもピナの蘇生は時間が限られてる。彼にはちょっと悪いけど、オレは可能性を捨てたくない」
元々のオレの目的はまだチャンスはたくさんある。でもピナは3日過ぎればもう間に合わなくなる。だったらーーー少し抵抗あるけど、花を手に入れて決着を着ける。
「はぁ、やめる気はないんでしょ?だったらちゃんとシリカちゃんを守ってあげて。それで?あたしに顔を出したのは何か頼みがあったんでしょ?」
「さすが、話が早くて助かる。・・・これを持ってあとで合流してくれ。頼むぞ」
オレの考えていることはお見通しみたいだ。オレはある物をミラに預け、シリカと共に思い出の丘に向けて足を進めた。
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