第9話「しゅうかん」
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。」
これが当然の判断だ。この駅からモールまで、それなりに離れている。私を置いていくにしても、連れて行くにしても、私が危なすぎる。彼女は、目の前の命を優先する人なのだろう。だから、足を治してからだと言った。
「あ、君の名前は?」
「あ...巡ヶ丘学院高校、二年B組の祠堂圭です。」
「おー、後輩だったか。私は三年B組の槇村蘭。よろしくね。」
「あ、は、はい。」
こんな状況なのに、明るい性格をしている彼女...槇村先輩は、とても頼りに見えた。
―――きっと、生き残れる。私は、再びそう思えるようになった。
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