第9話「しゅうかん」
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.まぁ、めぐねえに相談してからだな。決定は。」
「それもそうだな。」
俺たちの中では先生が一番の年上だ。こういう判断の決定は先生の意見を中心にしないと。
「ただいま。」
「お、りーさんお帰り。」
「お帰り。」
「ええ。ただいま。」
悠里も戻ってきた。今までずっと屋上にいたのか?
「何の話をしてたの?」
「いや、もうそろそろバリケードを移動させて活動範囲を拡大しようと思ってな。」
「なるほど...。確かにそうね...。」
悠里も同感のようだ。さすがに狭いもんな。三階だけだと。
「まぁ、めぐねえに聞かないとな。」
「そうね。」
特にする事もなく、三人で適当に時間を潰す。
「たっだいまー!」
「ただいま。今戻ったわ。」
「お帰り、由紀、佐倉先生。」
しばらくして、ようやく由紀と先生が戻ってくる。
「午後の授業は眠かったよー。」
椅子に座りながらそう言う由紀。...気持ちは分かる。
「午後の授業って、なんであんなに眠たいんだろうな。」
「分からないよー。」
「...あのぉ、その時の担任、私なんだけど...眠いって言われたらショック...。」
(´・ω・`)ショボーンとした表情になる先生。
「ごご、ごめんめぐねえ!そういう訳じゃないんだよ!」
「(´・ω・`).....。」
落ち込んだ表情のままの先生を由紀は何とか言い繕おうとした。
「...生活圏の拡張...ね。」
「そうなんだ。遼が校内の奴らを倒してくれたおかげで、二階にはほとんど奴らが来ないようになってる。移動させるなら今の内って感じなんだ。」
「二階を確保できれば購買部も安全に使えますしね。」
あれから数時間後、先生と相談する俺たち。
由紀が何とか先生を立ち直らせた後、しばらくしてから夕食を食べ、由紀は今、隣で宿題(先生の自作)をしている。
「....そうね。私も賛成よ。」
「それなら、後はもう少し玄関のバリケードを強化してから移動させましょう。」
「ええ。その方向でいきましょ。」
それじゃあ、明日に補強を終わらせて、念には念を入れる形で明日と明後日の午前に二階と一階の見回りをして、明後日の午後にでも移動させる手順でいいか。
皆にもそう伝える。
「よし、それで行こう。」
「決まりですね。」
さて、明日から頑張るか。
〜おまけ・その頃の...〜
「......ふぅ...。」
ラジオで助けを呼んでおいた。
「(これで誰か
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