『Worthless』
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下らない世の中の下らない人間達。
その中の1人にしか過ぎない。
不条理だと嘆き叫んでは、拳を握り締め歯を食い縛った。
イタミや苦しみ、負の思念に覆われてしまった場所にも、ほんの僅かな輝く思い出が転がってる。
どんなに懐かしくても、どんなに愛しくても、どんなに手を伸ばしても、もう一度手に取ることなんて不可能で、拾い集める事さえ出来ないでいる...
いろんな壁を乗り越えてきた筈。
いろんな闇を潜り抜けてきた筈。
いろんなモノを棄ててきた筈。
でも、いろんなモノを貰った筈。
下らない人間の1人になんて、本当は成りたくない。
罪人は何をしても立派な人間になんて成り得ないけど...
せめて、此からは下らない人間だと言われない人間でいたい...
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