『Mask』
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真冬の早朝。
独り長距離走に夢中に成る。
昔、塩田だったという此のコース。
舞い上がる砂塵は視界を隠す。
まるで未来なんて無いと言い放つかの如く。
誰か、連れ去ってくれる人は居ないかな...
居るわけが無いと解ってても、祈ってしまう。
でなければ消してしまって欲しい。
何ひとつ誰にも届かない。
其れが現実ってもんだって解ってる。
此の眩しい閃光の先に辿り着きたい。
貫いた先は何が待ってる?
いつでも準備は整ってる。
旅立てるよ。
ねぇ、連れ去って。
此の壊れた感情、飼い慣らすのはもう疲れ果てたから...
理性ばっかり?
仮面ばっかり?
本能は何の為?
本音は何の為?
本性は隠すべきモノ?
人間は本当の姿を取り繕い生きてくことが仕事なんですか?
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