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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico44縁を大切にすれば幸が巡る
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、近くの噴水公園でいらしてください! 出来ればお1人で!」
「ああ。明日の正午、噴水公園に1人で。判った」
「ありがとうございます! では私はこれで失礼します! ルシル様、ユーノさん、ごきげんよう! ここの支払いは兄様にしておきますね。クラリス、行きますよ!」
トリシュはパーシヴァルのポケットから財布を取り出して、注文した分のお金を抜きとった上で伝票を手に支払いカウンターへ向かった。その流れるような行動に俺やユーノは何も言えなかった。
「あ、はーい。ごちそうさまです、パーシヴァル君。それじゃあね、ルシル君、ユーノ君」
トリシュとクラリスが店から去って行き、「はあ」俺とユーノは大きく溜息を吐いた。
「なんか疲れたね、ルシル」
「ああ、疲れたな、ユーノ」
「帰ろうか」
「ああ」
ここの支払いはパーシヴァル持ちになったため、俺たちは「ありがとうございました〜♪」そのまま店を出る。パーシヴァルは放っておいたが、まぁいいだろう。
「それじゃあ僕もそろそろ行くよ。・・・誕生日おめでとう、ルシル」
「ありがとう、ユーノ。またな」
ユーノと別れ、改めて特捜課オフィスへ向かい、「お疲れ様でーす」今もなおデスクワークをしていたガアプ課長、セラティナの2人に声を掛ける。しかしはやて達の姿は見えないな。
「お疲れ様、ルシル君。査察課のお仕事、御苦労さまでした」
「お疲れ様です、ルシル」
「・・・はやて達の姿が見えないようですが・・・?」
オフィスにはやて達の姿が無いからそう確認してみたら、「はやて達はもう帰りましたよ?」セラティナがサラッと答えてくれたんだが、「へ?」連絡なしで帰られるとは思わなかったからちょっとばかりショックを受けた。
「そう、なんだ。では俺も帰ります。ガアプ課長、セラティナ。お先に失礼し――」
「おおっと」
「まだ帰らさないよ〜?」
「っ!? クララ先輩!? テレサ先輩!?」
俺の肩をガシッと掴んできたクララとテレサ。いつの間に、というより「帰らさないとは一体・・・!?」俺を留めておく理由が解らない。さらには「私たちにもお祝いさせてね♪」特捜課のナンバー3、トゥーリア一等陸尉が俺の前に回り込んできた。そして近くのデスクから椅子を持って来て俺を座らせた。
「今朝寄ってくれた時にお祝い出来なくてごめんね♪」
「その代わり、これからお祝いするから」
「ハッピーバースデ〜、ルシル君♪」
――リングバインド――
「ちょっ、はあ!?」
四肢をバインドで拘束された。数日前にようやく回復した
魔力炉
(
システム
)
の回転率を上げてバインドブレイクを発動するんだが、「堅・・・!」なかなかプログラムに割りこめない。どれだ
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