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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico44縁を大切にすれば幸が巡る
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並んで座る。包みを丁寧に開けて紙袋より1冊の書物を取り出した。かなり古い物で、紙独自の香りがした。カバーに記されたタイトル、英雄になったバンディクーを一度は見たか、読んだか、と脳内検索。俺は読んだ本のタイトルは忘れない。時折、内容は忘れるが。そして検索の結果・・・
「(未読本だ!)ありがとう、ユーノ! 読んだことのない本だ!」
これまでの読んだことのない本だったことが判明。俺はジャンル、面白いつまらないを問わず本が好きだ、大好きだ、愛している。だからタイトルがB級臭がしようとも全然構わないのだ。
「そうだ、ルシル。時間はある?」
「ん? ああ、あるけど・・・」
本を紙袋の中に戻しながらそう答えると、「お昼は奢るよ。はやて達はどう?」ユーノがそう言いながらはやて達の姿を捜すように周りを見た。
「いや、今日の昼は俺だけなんだよ」
「そっか。じゃあ僕たけになるね」
「ゴチになります」
ユーノの心遣いを無下に出来ないためお言葉に甘えさせてもらうことにした。そうして互いに近況報告をしながらレストランで遅めの昼食を摂る。
「――それでユーノ。なのはとはちゃんと逢っているか?」
食後のティーブレイクにそう訊ねてみると「ぶふっ!」ユーノがコーヒーを噴き出しかけた。そして咽ながら「急に何を・・・!」若干睨みが効いたジト目を俺に向けてきた。俺は「親友の恋路はほら、応援したいだろ」そんなことを言ってみた。先の次元世界は結局、俺とフェイト、クロノとエイミィだけだったから。その後はどうなったのか判らないが、なのはとユーノは絶対に上手く行くと思うんだよ。
「男2人で恋話ってどうかと思うんだけど・・・」
「で? なのはとは逢ってるのか?」
「少しは話を聴こう!?・・・・なのはとは時間に余裕があったら逢ってるよ」
「なんだ、結局話してくれるのか」
「なんだよ! 話さないといけない感じだったから話そうと思ったのに!」
からかい過ぎた。プンプン怒っているユーノに「ごめん、ごめん。それで逢ってるって話だけど」謝りつつも話の先を促した。
「なのはが無限書庫にまで逢いに来てくれるからね。お互いに時間がある時はご飯も食べたりもしてる」
「ほうほう。やることはやっているんだな」
「でもそれだけなんだよね、やっぱり」
大きく溜息を吐くユーノ。今回の次元世界のユーノは先に比べて割と積極的か。先では想いはあるけど気付かれないならそれはしょうがない、みたいな感じだったからな。
「ま、俺が言えることは、ゆっくり好感度を上げていけば良いさ、くらいだな。なのははユーノ以外に靡くような乙女でもないし、特別な異性となればユーノを超えるような男も現れないだろう」
「ありがたい話だけど、今
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