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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico44縁を大切にすれば幸が巡る
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†††Sideルシリオン†††
「――いやいや、だからそんなに謝らなくても良いって」
『でも・・・』
俺が権威の円卓からの命令で配属させられている部署である本局内務調査部・査察課オフィスで、チーム海鳴のなのは達と通信している。人数分のモニターに映るなのは達は、俺の誕生日を一緒に祝うバースデーパーティに今年は参加できないからと、申し訳なさそうに謝るわけだ。
『あたし達の誕生日の時はちゃんとパーティ開いて一緒に祝ってくれたのに・・・』
『それなのにルシル君の誕生日だけを参加できないってなると・・・』
『心苦しいというか・・・』
『うん・・・。本当にごめんね』
アリサとすずかとフェイトとアリシアもまたずーんと沈み込んでいる。そこまで俺の誕生日のことを大事に思ってくれているのはすごく嬉しい。嬉しいけど少し重い。男は女の子ほどバースデーパーティに固執はしない・・・と思う。だから「本当に気にしないで良いから」こっちがそこまで悩ませてすまないと謝りたいくらいだ。
「それにさ。これから本格的に目的の役職に就いたりして管理局務めがさらに忙しくなると、普通に集まるのも難しくなるだろうから、今回のはその予行練習みたいなものさ」
とは言っても、小学生の間は基本的に休みが合うように調整される・・・はずなんだが、今回だけはかみ合わなかったようだ。これは本当に運が悪かったということだ。笑顔を浮かべてそう言ってみるんだが、なのは達の表情は一向に晴れることはない。
「だったらさ。また空いた日にお祝いしてくれ。別に当日しか祝ってはいけないなんてルールなんてないしさ」
『・・・うん。それしかない、みたいだね』
『そうね。それじゃまた』
『後日にお祝いしに行くね』
『今日はありがとう。そう言ってくれて良かったよ』
『ルシル、誕生日プレゼント、楽しみに待っててね♪』
「ああ。楽しみ待っているよ」
なのは達が振ってくれる手に俺も手を振り返しながら通信を切り、モニターを閉じる。とそこに「モテモテで羨ましいね、ルシル君」査察官としての先輩であり、嬉しくもない恋のライバル認定をしてくれた、ヴェロッサ・アコースが俺に声を掛けてきた。
「どうもお疲れ様です、ヴェロッサ」
「うん、お疲れ様。いやぁ、羨ましいね〜」
俺の両肩に手を置いて同じことを2度も言った。先の次元世界ではありえない程のウザさ。ヴェロッサはイリスに恋をしている。お似合い・・・とまでは言わないが、応援はしたい。いつまでも俺に無駄な時間を割かせるよりはマシだ。だが、恋敵として見られていつも張り合ってくるのは正直勘弁してもらいたい。
「今日は誕生日だそうだね。おめでとう。それで、イリスはどうなのかな?」
「彼女は一応
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