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『AND』
『Jewel』

[2]次話


大事にしていた宝箱。
其処には、儚く美しい、キラキラ綺麗なモノが、ほんの僅かだけど入って在る。

それなのに僕は...
僕は...

いつまでも汚く醜いモノにばかり心を支配されてく。

そんな僕に君は言った。

『同じ空気の中で生きてけたら、同じ視点で見れたら、同じ心を持てたら、私にも同じイタミが解る?』

『君を、明るく綺麗な処に連れてける?』

『私は、君が笑顔になってくれるなら何でもする』

そう、君は確かに言った。

どんな罪を犯しても、君は僕を責めずにいた...

キラキラ綺麗なモノは、もう其処には欠片も入っていなかった。



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