学園編
0時を過ぎた街
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名も一体何のために????
「あのさ、少し聞きたいんだけど???」
>高槻さんは少し意味深な表情をしている。
「駅からここまでくる間、ずっと平気だったの?」
「どういうこと?何か、仕掛けてあったとか?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど???平気ならいいんだ。ごめんね、気にしないで。」
何だろう、何か気になる口ぶりだったけど。何か誤魔化された気分がする。けどこれ以上聞くのも野暮のような気がするし。
「じゃあ私は行くね?」
これ以上何か聞いてもいいことはない。知らぬが仏だ。僕は彼女に何も聞かずに見送ることにした。
「あ、うん。??????気を付けて?」
「フフッ。なんで疑問系なのよ?おやすみなさいでいいでしょ?」
「うん。おやすみなさい??????」
「あ、後さ。さっきはごめんなさい。銃なんか突き出して??????怖かったよね?」
>申し訳なさそうに高槻さんは頭を下げた。
「い、いや別にもう平気だから??????そりゃ怖かったけど???せ、正当防衛だと思うよ?」
「それでも、怖い思いさせちゃったから???ごめん。」
「まだ、色々とわからないことあるだろうけど、それはまた今度ね???」
「おやすみ」
高槻さんはそう言うと僕に手を振りながら去っていった。姿が見えなくなると階段を降りる音がした
>もう夜も遅い、部屋に入って寝よう。
僕は扉を開けて自分の部屋に入っていった。
>自室
>今日はもう疲れた???
>早く寝よう???
自分の体が燃える夢をまた見た。
場所は屋上。時間は夜。満月が綺麗な夜に僕の体は燃えていた。
火事になって燃える夢。だけども今度は自分の意思で燃えていた。
月にに向かって手を伸ばす。燃え盛る炎が満月を包み込んでいく。
一瞬、蝶々が見えた。黒と白の蝶。まるで喪服を着ているみたいにヒラヒラ舞っていて、それで僕はいつも、それを掴もうとして。
奈落に落ちるように目が覚めた。
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