学園編
0時を過ぎた街
[2/4]
[1]次 [9]前 最後 最初
が、入学案内に書かれていた寮だ。
洋風な雰囲気で一言で言うなら、貴族の屋敷のような寮だ。
?????バタンッ。
扉を開けて、中に入るとそこには。
およそ、ここの住人とは思えない雰囲気を持つ、見知らぬ少年が立っていた。
「ようこそ。」
見知らぬ少年の声がフロントに響く。
黒い髪に青い瞳の。頬にホクロがある、白黒の縞模様のパジャマを着た少年。
少年は微笑みながら、話した。
「遅かったね。長い間、君を待っていたよ。」
そう言って戸惑っている僕に、1枚の紙を差し出す。
「この先に進むなら、ここに署名をして。一応、"契約"だからね。」
「怖がらなくていいよ。ここからは君の決めたことに責任を取ってもらうってだけだから。」
内心、強い不安と恐怖感を、感じている僕に少年は語りかける。
>差し出されたカードにメッセージが書かれている。
ー我、自ら選び取りし、いかなる結末も受け入れんー
>そして、署名の欄がある??????
僕は、自分の名字と名前を丁寧に書いて、少年に差し出す。
「確かに。」
受け取ったカードをどこかにしまい、少年は続けて話した。
「時は、誰にでも結末を運んでくるよ。たとえ、耳と目を塞いでいてもね。」
さぁ、始まるよ??????
>見知らぬ少年は、闇に溶けるように消えてしまった??????
「誰!?」
>いつの間にか、後ろに見知らぬ少女が立っていた。
先程の少年とは違い彼女の容姿は高校生くらいだろうか?澄んだような黒い瞳、黒い髪は肩までかかりそうなボブヘアー。パジャマなどは着ておらず、着ていたのは学校の制服だった。
「この時間に、どうして??????!?」
気が動転しているのか、彼女はかなり警戒しているようだった。確かに、門限はとっくに過ぎているだろうし、この時間からの来訪者は少ないと思うけれど、しかし、遅れるという連絡はしておいたはずなのに。
「まさか??????」
>少女は銃のような物を手にしている。
?!
護身用!?だとしても銃刀法違反だろ!
まずい、もしあれが本物ならば、撃たれれば??????。
僕は固唾を呑んで彼女を落ち着かせる言葉を探す。
何か声を掛けなければ??????
「お、落ち着いてください!」
>だが、その一言で何か変わる訳でもなく、彼女の誤解は解けていないままだった。
「うるさいっ!!あなたは、わたしが?????っ!」
>まずいこのままでは??????!
「待て!」
目を瞑り、もうダメと息を止めた瞬間聞こえてきたのは銃声ではなく、黒髪の少女とは違う女性の声だった。
目を開けるとそこにはもう一人、学生服を着た、青色のミディアムヘアの女性
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ