27 グリーン対カツラ
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れたはずだ! お前も殺してやる!」
華奢な首筋に指がめり込んでいく。
グリーン「事情はよくわかんねえけどやめろ!」
グリーンはカツラを背後から取り押さえる。
カツラの掴んでいた手が緩む。
解放されたイミテは床に倒れ込む。
オーキド「その子はもうメタモンではない」
ジムに2人の老人が入ってくる。
カツラのかつての仲間である。
カツラ「オーキド、それにフジ! どういうことだ!」
フジ「メタモンはお前が作ったポケモン、既にわかっておるじゃろう。
メタモンは一度変身したら元には戻れん。
この子はこの子として生きていくしかないんじゃよ。
両親と同じ過ちを繰り返さんためにも」
フジはイミテの肩を抱いて起こす。
グリーン「シオンタウンにいたじーさん、あんた生きてたんだな。
イエローはどうした?」
フジ「イエロー君なら無事じゃよ。
今はまだ戻ってこれんがいずれ会えるじゃろう」
かつて幻のポケモンの研究をしていた3人、オーキド博士、フジ老人、そしてカツラが奇しくも研究所のあったグレン島で再会する。
カツラ「同じ過ちだと! 過ちならもう犯してしまった!
なぜブルーがメタモンに寄生されなくてはいけなかったのだ?
メタモンは全て処分したはずだろう?
なぜ生き残っていたんだ!」
オーキド「誰のせいでもない。
責められるとすれば、ここにいるわしら3人じゃ」
カツラ「そうだな。
だが、なぜわしだけが家族を奪われなければいけなかったんだ?
それはオーキド、お前のせいだ!
わしが自らメタモンの変身の実験台になろうとしたのをお前は止めた」
オーキド「研究を続けていくには君が必要じゃった」
カツラ「結果的に、続ける必要はなくなったがな。
オーキドよ、わしは一生お前を許さんぞ。
ポケモン研究の第一人者だかタマムシ大学名誉教授だか知らんが、悪魔の研究に関わっていたことには変わりない」
グリーン「俺のじーさんはお前を助けようとしたんだろ?
それに最初からミュウを公表してたらこうならなかったんじゃねーか?
逆恨みはやめろ!」
オーキド「よせ、グリーン!
カツラの言う通りじゃ。全ては研究の指揮を執っていたわしの責任じゃよ」
フジ「カツラよ、今からでも遅くない。孫娘に会ってみてはどうじゃ?
わしも孫に会ってみたが悪い気分ではなかった。
そろそろ自分を許してやってもいいんじゃないか?」
カツラ「フジよ、お前は自責の念からだろうがわしは違う。
全てはオーキドへの復讐だ。
ブルーを預けたのも許したからではない。
精神が崩壊していく様を見せつけてやるためだ!
息子夫婦がわしの目の前でそうなったようにな!」
サカキ「いい歳した大人がいつまでも
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