第三章
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黄金バットは不意にでした、右手に黄金のステッキを出してでした。
マウンドのところに向けて黄色い電流を放ちました、すると。
電流が当たったマウンドは弾け飛んででした、その中からです。
時限爆弾が出て来てです、それは電流を伝って黄金バットの手の中に入りました、そしてその時限爆弾をです。
黄金バットは左手に取って握り潰しました、すると。
爆弾はそれで完全に潰れて消えました、その一部始終を観てです。
皆は一瞬沈黙してです、その直後に口々に言いました。
「やったぞ!」
「黄金バットが何とかしてくれたぞ!」
「爆弾を破壊してくれたぞ!」
「この球場を救ってくたぞ!」
「名古屋ドームを!」
黄金バットに喝采を浴びせます、そして。
ナゾー博士はその黄金バットにです、こう言いました。
「今回もしてやられたな」
「・・・・・・・・・」
黄金バットは喋りません、今も。ナゾー博士の話を聞いているだけです。
「しかし次はこうはいかない」
ナゾー博士は黄金バットにさらに言います。
「私は悪事を成し遂げて貴様に勝つ」
こう言ってでした、ナゾー博士は観客の人達にも言うのでした。
「諸君、また会おう」
この言葉を最後にして姿を消したのでした、煙の様に。
ですが皆はです、こう言うのでした。
「何て悪い奴だ」
「名古屋ドームを爆破しようとするなんて」
「とんでもない奴だ」
「いつも悪いことをしやがって」
「昔から悪いことばかりしやがって」
「黄金バットがいたからいいようなものを」
悪者を嫌う顔で言うのでした、ですが。
黄金バットにはです、こう言うのでした。
「黄金バット有り難う!」
「今回も有り難う!」
「名古屋ドームを救ってくれて有り難う!」
「名古屋の誇りの一つをよく助けてくれた!」
こう言うのでした、そして。
黄金バットは空を飛んででした、天井をすうっと突き抜けてです。
名古屋ドームを後にしました、後に残ったのは平和だけでした。
平和が戻った球場には逃げていた人も戻ってきてでした、マウンドは黄金バットの力なのか元に戻っていてです。
アナウンスがです、ここで響きました。
「皆様お待たせしました」
「あれっ、ってことは」
「ひょっとして」
「試合はか」
「行われるのか?」
「再開するのあk?」
「試合は一時中断していましたが」
それでもというアナウンスでした。
「再開します」
「ああ、やるのか」
「爆弾仕掛けられたけれど」
「それでもか」
「試合はするんだな」
「これから」
「どうか試合をお楽しみ下さい」
アナウンスの人は更に言います。
「これからも」
「よし、じゃあ観るか」
「ドラゴンズの試合をな」
「とんでもないことが起こっ
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