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逆襲のアムロ
16話 エースとビギナー 3.6
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勢い良く飛び出していった。
降下する重力にシャアは身を委ねていた。

「待っていろ。ブライト、アムロ。今から助けに行くからな」

そして基地北側にバーニアを吹かせて着地した。
他のリック・ディアスらも着地を済ませていた。

「大佐。皆無事に降下できましたぜ」

シャアのすぐ隣のリック・ディアスに乗るデニムが声を掛けた。

「よし、私とアポリー、ロベルトは正面から。デニム、ジーン、スレンダーらは右側面から入り込め。残りは後ろから援護しながら付いて来い」

「了解!」

アウムドラ艦橋からハヤトは無事にリック・ディアスの降下を見届けてホッと一息ついた。
その傍にはジャーナリストになったカイと同じくジャーナリストだがカラバの運動を支援するベルトーチカ・イルマが居た。

ハヤトの安堵した様子にカイが声を掛けた。

「無事に救援できそうだな。一緒に戦争を潜り抜けてきた仲間だ。ここで死なれちゃ目覚めが悪いってもんだぜ」

カイの話にベルトーチカも同意した。

「そうそう。あのアムロってエース。巷で噂されているニュータイプってらしいじゃん。興味があるから死なれちゃ困るのよね〜」

ハヤトがベルトーチカの「ニュータイプ」という言葉に反応した。聞いたことない言葉だったからだ。

「ベルトーチカさん。ニュータイプとは?」

「ああ、ジオンが研究しているらしいんだけどね。なんか戦闘でよく生き残る人の特徴を調べる機関があって、その人たちはよく直感が働いて、人が行動する前に予知し動けるんだって。まあエスパーに近いかな」

ハヤトは考え込んだ。アムロがベルトーチカが言うニュータイプだと言うことを。条件的にはあながち嘘ではないと思った。何故なら、ハヤトが身近でアムロの戦う姿を見ていたからだ。あれは尋常ならざるものだった。

ベルトーチカはそのニュータイプについて補足した。

「あとね、ニュータイプは人と人とが感応し合える、共感し合えるという説もあるらしい。今現在もその研究が進んでいてね、兵器利用に転じているらしいよ」

「その話は聞いたことがある」

カイがベルトーチカの話に割り込んできた。

「ハヤトも知っているだろう。アムロの乗っていたアレックスの仕様。あれにはバイオセンサーが搭載されていた。あれはアムロが操作する反応速度の限界の先を見据えた代物だった。あくまでアレは機体の内側だけに秘められた性能だった。それを凌駕する技術、プロセッサーがあるそうだ」

「カイ、それはなんだ?」

「サイコフレーム・・・という代物らしい。兵器利用は知らないが、アメリカのオーガスタ研究所にてララァ・スンによる開発が進められている。セイラさんが言う話だと凄くスッキリするらしい」

「スッキリ?」

「ああ
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