暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
黒蝕の陰、天廻の陽
危機!テツカブラを狩れ!【後編】
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畳み掛けましょう!」

三人が頷くと同時に全員で攻撃を再開した。
アルフレッドがまず右側面から陽動も兼ねて右足を攻撃。
足の接地面を掬い上げる様に切り付け、転倒を誘発すると転倒先で力を溜めていたダイラスが頭部に合わせてジャストミートの打撃をお見舞いする。
それでもなお正気を保ち何とか姿勢を戻そうとするテツカブラにもう一度お見舞い。
めまい状態に持ち込むとガンナー二人からの援護射。
弓のアルマは矢が最も効果を発揮する射程距離を保ちつつ、重弩のマトレガは貫通弾に切り替え最大威力の圏内で各々弱点を狙撃した。
ようやく体制を立て直したテツカブラも、ハンマーの打撃によりスタミナを奪われ疲労を引き起こす。

「今です!畳み掛けましょう!」

片手剣を構えながらテツカブラの後ろからアルフレッドが
力を溜めながら真正面にダイラス
その両サイドの死角をガンナーの二人が埋めるという構図。

肩を狙撃され、苦しみながらも目の前に居るダイラスに攻撃を向けるが

「背中がガラ空きですね!」

尻尾から駆け上がったアルフレッドが素早い一振り
背中の異変にも気を向けずその豪快な右腕を振りかざすが、鈍い金属音

「…この程度の力で俺と勝負ってか?」

溜めきった力を手に集中させながら、ハンマーの打突面のみでテツカブラの拳を止めると

「舐めてんじゃ…」

接触する打突面でテツカブラを突き返し

「ねぇぞオラァッ!!!」

フルスイングをアゴにヒットさせ、三メートルほど吹き飛ばした。
地面に叩きつけられたテツカブラはすぐに姿勢を直そうとしたが

「トドメだァッ!!」

すぐさまダイラスのフルパワー叩きつけにより、その命は潰えた。



「ふぅ…やっと、依頼達成かな。」

額の汗を拭いながらアルフレッドがテツカブラの死体の傍へと近寄り、検体抽出を行った。

「さて、検体抽出が終わりましたしベースキャンプに戻るまでの間に今回で分かったことを整理しておきましょう。」

各々ベースキャンプへと歩き出した。



「まず、皆さんに謝っておかなければいけないことがあります。
アルマさんには事前に教えてありましたが、狂竜ウイルスは一か月ほど前、ちょうどエイン村でポポが暴れだす三週間前には既に発見されていた感染症…という事とされています。」

そのまま歩きながら説明を続けるアルフレッド

「しかし、今回の調査も兼ねた狩猟で分かったことがいくつかあります。
一つ目は、狂竜ウイルスはモンスターから人、とりわけハンターへの感染が確認されたことです。」

ダイラスが自慢げに頷く。

「今回はダイラスが奇しくも感染してしまい、一時はどうなる事かと思いました。
経過観察からしてもその後何事もなさ
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