第一部
第六章 〜交州牧篇〜
八十五 〜再始動〜
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であろう」
「……主」
私は、黙って頷いた。
翌日。
後事を桜花と山吹、愛里らに託し、私は番禺を出立した。
趙範は夜半のうちに、何処かへ出奔したようだ。
「主。追っ手を出さずに良かったのですか?」
「あのような者、放っておけ。それに、逃れるにもこの交州か揚州、無事では済むまい」
「……ですな。この星、主の前に立ち塞がる者など、全て討ち破って見せますぞ」
いつになく、星は気合十分のようだ。
「では、全軍進発! 区星を討ち、罪なき民を救うのだ!」
「応っ!」
大義名分など、義の前では小事に過ぎぬ事。
この旗印に誓って、義を貫いてみせようぞ。
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