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DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter2「父を探して 山科悠子の依頼」
Story10:依頼完了 残る謎
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海さん。彼女―――神代って…」

「あぁ、キミが今考えている通りだ」


 ふふ、さてどうなるかな。
 そんな一言を付け加えて、暮海さんは奥の部屋へと続く扉へと向かっていった。

 …はぁ、やっぱりわかんねぇことが多いな。
 なんで彼女はあんな依頼を? 調査を進めて行けば、自分が山科誠の娘でないことがバレるのは目に見えているのに。
 それに、神代ってことは……


「―――さて、依頼も終わったことだ。少し息抜きと行こう」

「あ、そうです…ね……」


 そこへ戻ってきた暮海さん。その手には……コーヒーが二つ、湯気を立てていた。


「ふふ…飲むかい?」

「…イエス、マム……」


 死刑勧告とも取れる言葉に、俺は肩を落としそう答えた。
 はぁ…死にたくない……
























 ―――ん? コーヒーの味? 意識が飛んだからわからんが…

 意識が飛ぶ前、世にも美しいエンジェウーモンが見えたとだけ、記しておこう。





 
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