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姉ちゃんは艦娘
6.姉ちゃんは魅力的
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太平洋戦争……だいとうあ戦争だっけ……は何年に始まったでしょうか?」
「昭和16年!!」
「西暦でお願いします。キリッ」
「えーと…1941年……かな?」
「ピンポーン正解」

お、本当に詳しいのかな?

「ちなみにその時の総理大臣は東条英機さんだよ!」
「お、おう……」
「アメリカとは色々あって、結局戦争になっちゃったんだよね〜……」
「そ、そうなのか……」
「真珠湾を攻撃した時もね、開戦するなら“ニイタカヤマノボレ”、開戦しないなら“ツクバヤマハレ”って合言葉を決めてて……」
「ストップ! ストップ姉ちゃん!! 西暦が分かればそれでいいから!!」
「しょぼーん……」

とはいうものの、開戦の年号を聞いただけでここまで話がスラスラ出てくるってことは、やっぱり詳しいのかな?

「じゃあ終戦は何年ですか?」
「えーと……」
「あれ?」
「えーと確か榛名の話だと昭和20年ってことだから……1945年!!」
「ピンポーン正解」
「よかったぁ〜……私その頃にはもういなくて、妹の榛名にしか聞いたことなかったから……」

ん? いなかった? どういうことだ? まぁいいか。

「ところでね! 開戦の時は真珠湾の前にマレー半島の方も攻撃したんだよ!」
「ほ、ほう……そうかね」
「ミッドウェーまでは私たちも大活躍だったんだけどね……しょぼーん……」

時々当事者みたいなセリフを吐くのはなんなんだ……?

「でも以外だなぁ。姉ちゃんが歴史に詳しいだなんて」
「ちょうどその頃私たち頑張ってたからね!」

ほら、まただ。

「んじゃ理科とか英語とかも教えてもらおうかな〜」
「ぷ、ぷり〜ず、へるぷみ〜……」
「詳しいのは歴史だけですか……」
「金剛お姉さまなら帰国子女だから英語詳しいんだけどね〜……でね! でね!」

比叡さんは、また生き生きとした顔で戦争の時のことを話し始めたが、その時、ぼくは比叡さんのキラキラと輝く目を見てしまった。

―なんてキレイな目をした人なんだろう……

そう。比叡さんは、スッキリと澄んだ、とても綺麗な目をしていた。比叡さんは少しブルーがかった目の色をしているが、そのせいなのかとても澄んでいて、キラキラと輝いて見えた。

「でね、その時の艦長が……」

比叡さんが嬉しそうに満面の笑みで話している。ぼくに話をするのがとても楽しいみたいだ。口唇の色がとてもキレイだ。キレイな赤色だけど、口紅の赤じゃなくて、もっと自然だけど、とても元気な感じのする赤で……

「んで、そのあとで私たちが……」

比叡さんのほっぺたが少し赤みがかっている。さっきからずっと喋ってるせいかな……よく見たら比叡さん、すごくキレイな肌してる……どうしよう……すごく触りたい……柔らかそ
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