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逆襲のアムロ
15話 トリントンの憂鬱 UC0083 3.5
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での汎用性の最上位を極めた仕様となっている。

RX-78GP02Aサイサリス。
こちらも仕様が大体代わり映えはないが、ある武装によりそれに耐えうる耐久性に富んでいた。元々ジオンの技術の流れが色濃いと聞く。

ニナ自身も本社命令で2機のテストを命じられたが、ニナが実際携わっていたのはGP01の方が主だった。ついでにと言う本社重役の頼みということから、評価を得て恩を売る機会と見据え、一緒に世話をしていた。

ポーラも汎用性あるGP01に付いてはお気に入りだったが、もう1機についてはいぶかし気だった。
そのことについてニナに話し掛けた。

「ねえ、ニナ。このGP02さ、ちょっとアレだよな・・・」

ニナも複雑そうな面持ちで答えた。

「うん・・・南極条約にひっかかりそうな素材ね。アナハイムは戦争当時から死の商人と囁かれていたけど、あながち嘘ではないね。これを見る限り」

「う〜ん。メカニックもこれを触る奴らも半信半疑で整備しているよ。全くモチベーションの維持が大変だよ。お偉方の考えることって・・・ブツブツ」

「まあ、連邦が発注した製品だから。そんなに気に留めなくてもよいんじゃない?」

ニナはモーラの背中を叩き、モーラは少しむせ返った。

「・・・うっ、アンタ見かけによらず力があるね〜。うちの整備やらないかい?」

「フフフ・・・やらな〜い」

ニナは笑い、来た場所をスキップして戻っていった。それをモーラは頭をかきながら、一緒にランチするためにその後を追っていった。


* とある宙域にて・・・ リリー・マルレーン艦内 ???


シロッコはジオンのシーマ・ガラハウ中佐と極秘に会談をしていた。
シーマはシロッコに渡された資料を目に通していた。シロッコはシーマにその資料の補足事項を述べた。

「貴公らが計画している事案に提督はすでに気づいている。それをより効果的にやってもらいたいことが主旨となる」

シーマはシロッコの話を聞いていた。

「近日中にあのソーラレイは消すことができる。すると貴公らの立場も危ういだろう。貴公のことを見込んでのことだ。かの毒ガスでの虐殺を貴方らだけのスタントプレイと押し付けたジオン。そのジオンにも貴公らは煙たがられている。そこで私らは貴公らを連邦に迎えさせて、そのジオンの悪事を日の下に晒したい」

シーマは口元を歪ませていた。シロッコは話を続けた。

「近々、トリントン基地にテスト配備される機体の情報を提供しよう。それを是非デラーズにでも流して欲しい。あんな代物なくとも我々は対処できる術を近いうちに完成させることができる。だが、そのためには正規軍が邪魔で仕方がない。あの第2次ビンソン計画・・・今私らが阻止するにしても表立ってできないからな」

「・
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