第一章
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かしだ、ここでだった。
ふとだ、暁は未到にこんなことを言ったのだった。
「いいことを思いついたんだがな」
「どうした、暁」
「ああ、子供に頼んでそうした本を買ってもらうってどうだ?」
暁は邪悪な、そして変態じみた笑みで未到に提案した。
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