五弾 眠り姫とメッセージと……
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??」
「ゴホゴホ……やってくれるぜ!
秘密保持の為の仕掛けか……」
「あ〜あたしのパソコンが……何してくれたのよ!
バカ、トレイン!」
アリアが犬歯を覗かして唸るように俺を睨む。
「あー、後でスヴェンに見せればなんとかなる……んじゃないか?」
パソコンの損傷具合からすると直らないと思うがな。
だが、ここで直らないなんて言ったらまた銃が出るからな。
ここは困った時のスヴェン頼りにする。
スヴェンがいれば大抵の物は直せるから俺の身は今のところ安全だ。
「アリア先輩の物を壊しといて何ですかその態度は!」
一々俺に突っかかってくるこのチビっ子がいなければ、な。
「あーもう、うるせー!
お前、一体アリアの何なんだ!」
「私はアリア先輩の戦妹です!
先輩こそ、アリア先輩の何なんですか!」
「俺?
俺は、アリアの「奴隷よ!」そう奴隷……って、おい、違うだろうが??」
人を奴隷扱いとか、クロノスの最長老といい、アリアといい人を何だと思っていやがる??
俺はお前らの飼い猫でも、ましてや奴隷でもない。
「奴隷……そんな……」
チビっ子少女は何故か顔を青くしてよほどショックだったのかかなり慌てていた。
「そんなの認めない……駄目、許さない!アリア先輩のパートナーは私だけでいいのよ」
チビっ子少女から今度は殺気が放たれた。
さっきから思ったがこの少女、色々危ない気がするな。
アリアは「?」と首を傾げているがお前の身は色々と危険だぜ。
「はあー、なんだか疲れたな」
「そうですか。ならもう遅い時間帯なのでさっさと帰ってください。
というかアリア先輩に近づかないでください」
「おい、アリア。
このチビっ子、どうにかしろ!
お前の女なんだろ!」
「え? わ、私がアリア先輩のお、お、おんにゃ……」
「って、何でいきなり倒れるんだよ??
おいしっかりしろ! 医者、医者呼べ!」
「落ち着きなさい、トレイン。
あー、今のはその子の持病みたいなものだから放っておきなさい。
すぐ目覚ますわ……多分」
「ならいいか」
そんなんでいいのかよ?? とスヴェンあたりからいつもなら突っ込みが入るが今は俺達しかいないし、それでいいやもう。
それよりアリアにはまだ聞きたい事があるから静かになったのならちょうどいいからな。
「なあ、アリア。お前にDVDやトランク渡してきた奴らの事覚えているか?」
「ええ、私に直接依頼してきたのは長髪で眼鏡をかけた男の情報屋よ。
情報屋の側には彼の仲間がいたけどね」
長髪、眼鏡、情報屋……か。
ものすごく嫌な予感がするのは気のせいだよな?
トランク開けたらま
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