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黒猫が撃つ!
五弾 眠り姫とメッセージと……
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ていると言う事はお前がそちらの世界、こちらの世界で言うアナザーワールドに行っていると言う事になるじゃろう。
出来る事なら裏切り者のお前とは我らクロノスは関わりたくないがな』

「よく言うぜ!
XIII(サーティーン)の刻印を持つ奴を探していたくせによ!
俺がこのメッセージを見るとわかってたんだろ?」

『本来なら裏切り者のお前にこうしてわざわざメッセージなど送ることなんてしないが、ちょっと事情が変わってのう。仕方なく記録して残しておる。黒猫よ。クロノスに戻ってこい。今なら過去の裏切りは許してやろうぞ……』

「……」

『我らクロノスに戻ればこちらの世界に戻る方法を教えてやってもよい』

「……あるのか?
元の世界に戻る方法が?」

『元の世界に戻りたくはないか?その方法は我らにはある。我らクロノスのメンバーがそちらに行っているのが何よりの証拠だ。
クロノスの飼い猫になればその方法を教えてやろう』

「……スヴェンやイヴはどうなる?」

『とはいえお前には仲間がいる事もわかっておる。
スヴェン=ボルフィードとトルネオの殺人兵器(バイオウェポン)もおそらくお前と一緒にいるのじゃろう?
そこでじゃ、スヴェン=ボルフィードについては、奴がクロノスに従うのならその身は保障しよう。
トルネオの殺人兵器(バイオウェポン)抹殺人(イレイザー)として再教育するがのう』

「……そうか。
なら返事はこうだ!
お断りだ! クソジジイ!」

俺は思わずパソコンを両手で掴んで床に投げようと頭上に掲げた。

「あ、ちょっと何してるんですか?
それアリア先輩の物ですよ!」

「ちょっとトレイン落ち着きなさい!
これは録音されたやつよ!」

アリアとチビっ子に止められてノートパソコンを取り上げられた。
テーブルの上に置かれたノートパソコンからはクロノスの最長老(クソジジイ)の声が聞こえてくる。

『よもやとは思うが断ったりはしないじゃろう?
お前には断る理由はないだろうがな。
いや、違うのう。お前には断る権利などない。
お前は野良猫を気取っても結局は我らクロノスの飼い猫にすぎぬのだからな……』

「……前にも言ったが、飼い猫でも野良猫でも……猫は自由に生きるモンだぜ」

抹殺人(イレイザー)としてクロノスに戻る覚悟があるのならお前にそれ相当の褒美も用意してある。
お前宛にこのメッセージ入りのDVDと共に渡したトランクにそれは入っておる。
まずは我らに従う覚悟をみせよ!
そのトランクを開ける鍵はセフィリアが持っておる。
セフィリアからその鍵を奪うのじゃ』

最長老(クソジジイ)がそう言った直後、目の前のノートパソコンから突如、爆発音と煙があがった。

「きゃあ
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