34話
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一部を押し付けられてるからとは言えないが。
「あっごめん。でも本当なの?」
「ええ。どうやらそうなんですよ福音以来こんな感じでして」
と頬をかくが、
「・・・あれ?泰人くん指輪は?」
「・・・あ、あれ?」
と頬をかいた手を見るが確かに指輪が消えていた。慌てて制服を調べるがどこにもない。
楯無さんも周りを見ていたが俺をみると口を開けて驚いていた。
「あ・・・や、泰人くん?そんな刺青どこで掘ったの?」
「は?いや俺はそんなのしたこと・・・あ」
と俺も自分の体を見ると上半身が刺青になっていた。しかも一定で光っている。
「・・・どうしましょう?」
「いや、まずISが人間に同化なんて出来るわけがないのよ。でもあなたのISは誰が作ったかわからないんでしょう?」
「いやそうなんですが・・・困ったなぁ」
「ほんとどんな原理で融合してるのかしら」
と俺の身体をペタペタ触りこそばかったので、
「た、楯無さん。あんまり触られても困るんですが・・・」
「っ!そ、そうよねごめんなさい///」
と頬を赤くして離れる楯無さん。
「・・・怒ってる?」
「い、いえ少し恥ずかしかっただけで怒ってないですよ。」
と変な空気でお互い顔を背けるが、
「おーい泰人〜いるかー?」(ドンドン
「っ??あ、ああ入ってもいいぞ」
突然の一夏の来訪で幸か不幸か空気を壊してくれた。そして思い出したように口を開く楯無さん。
「そうそう。今日はあなたたちに大事な話があるのよ」
「そうなんですか?てっきりからかいに来たのかと勘違いしましたよ」
「それもまあない事は無いんだけど」
一夏・泰人「(´・ω・`)」
「真面目な話よ。例の組織についてね」
例の組織ー亡国機業について。蜘蛛女やら・・・織斑先生の顔をしたあの女・・・正直、得体が知れない、目的もわからない組織はどんな行動を起こすか全く掴めない為全て後手だったのでどんな些細な情報でもありがたい気分だった。
「非公式な情報なんだけど、先刻アメリカのIS保有基地が襲撃されたらしいわ。狙いはIS本体でしょうね。あなたたちも、自分のISを奪われないようにね」
「一夏は心配だなぁ」
「いやいや、さすがに同じ轍は踏まねぇよ。」
うーんうーんと唸る泰人に対し反論をしようとする一夏をみて楯無はクスクスと笑う
(この二人なら大丈夫かもね)
それに、泰人に対してはまた別の感情を持っていた。
(この子ーいやこの人なら何かあってもどうにかしてくれる。気がするのよね。)
普段の楯無としてじゃなく、個人の考えとして泰人を信頼していた。
しかし泰人が何か隠している
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