第一章
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話した。
「紅で奇麗な刺繍が一杯入っていてね」
「普段のチルプイとは違うのね」
「そうなの」
「じゃあ私もお姉ちゃんも結婚したら」
「そのチルプイが着られるわよ」
その時はというのだ。
「結婚する時はね」
「じゃあ私も」
ザビーネは姉のその言葉を聞いて言った。自分と少し浅黒くてそれでいてきめ細かい肌と黒く編んだ長い髪の毛に琥珀の大きな瞳と長い鼻を持つ彫のある顔を見ながら。
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