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銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
未来の誤算
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はやてはあのあと後悔をしていた。
自分が未来を無理矢理でも連れてくれば、誰も悲しむ事は無かったのに。
そんなことを今さら考えてもしょうがないのだが、どうしても考えてしまうことがあったのだ。
それははやてともよく暮らしている夏村綾。
元々彼女は闇の書(夜天の書)に構成されていた守護騎士の一人であった。
そんな彼女は未来が死んだ事を考えると涙が止まらなかった。
なのはにおいても同じだった。
未来を山の中で見つけたのは彼女自信で、彼の考えていることは理解が出来なくても間違ってはいないといつも思っていたが、今回彼がとった行動はなのはをがっかりさせ、未来が死んでしまったことを受け入れられずにいる。
フェイトにしてみれば、プレシアやアリシアそれからリニスを助けてくれた恩人の死は心に少なからず傷をつけてしまった。
その他にもたくさんあるがあげていたらきりがないのでここできるが、これら全てをはやては自分の責任だと思っているのだ。


フォワード陣は未来が生きている証拠を探して歩いていた。
「時空管理局の者ですが、ちょっとすみません。」
「何でしょうか?」
ティアナの呼び掛けに一人の青年局員が答えた。
「すみませんがトレーダー行きの切符は売っていますか?」
すると青年はパソコンを開き、
「すみませんがもう一度お名前を教えてもらえますか?」
「ティアナ・ランスターです。」
名前を聞いた青年はパソコンに打ち込むと、
「すみません。先日トレーダーで大きな爆発があったためまだ復興されていないみたいです。申し上げ御座いません。」
深く頭を下げる青年にティアナは、
「気にしないでください。みんな行きましょ。」
そんなことを言い此処を後にした。
そんななか銀河鉄道が走っているのに疑問を持ったエリオ。
「ティアナさん、なんで銀河鉄道は走っているんでしょうか?」
「そんなの星と星を繋ぐからでしょ。」
「しかしこのエリアを管理、運行の安全を保つためのエリアA管理本部は無くなったんですよ。」
みんなが「そう言えば。」と言う。
「何処かがトレーダーのかわりに管理しているならともかく、そんな事は時空管理局に連絡が無いんでしょうか?」
「確かにそうだよね。ティアはどう思う?」
「ええ。確かにおかしいわ。もう一度駅員に聞いてみましょう。」
もう一度駅に戻る四人。
しかし駅には、会議中につき販売の中止と書かれた看板が立て掛けられていた。
「これって可笑しいよね?」
「綾副隊長に聞いて見ましょう。」
そう言い機動6課の隊舍に戻っていった。
それを確認した銀河鉄道ミッドチルダ駅の駅長は販売を再開した。


機動6課の隊舍では、
「綾副隊長、聞きたいことがあるのですがよろしいですか?」
ティアナが丁寧に聞くと、
「何をだ?」

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