暁 〜小説投稿サイト〜
銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
未来の誤算
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「銀河鉄道の運行についてなんですけど、銀河鉄道は何故今も走っていられるのですか?」
「それは管理本部がしっかりと・・・・って、そう言えばおかしいぞ。代理の管理本部を決めるのには最低1ヶ月は掛かるんだ。それなのに運転しているって言うことは何かある。」
「ですが教えてはくれないと思いますよ。」
エリオが行っても意味が無いと言うが、
「エリオ。アタシを誰だと思っていやがる、こんなこともあろうと銀河鉄道特別捜査官の資格を持っているんだ。」

場所かわって再び駅。
今度は綾が受付に行った。
「おい。誰かいるか?」
綾が駅員を呼ぶと
「はい、なんのご用件でしょうか?」
「アタシは時空管理局機動6課所属、銀河鉄道特別捜査官の夏村綾だ。あんたらが隠していることを聞きに来たんだけれどよ、駅長はいるか?」
「はい、そこにいます。中にどうぞ。」
綾は駅事務室に入っていった。

「なんで銀河鉄道は走っているんだ。エリア管理本部が決まるまでは走れないだろうが。」
綾にいたいところをつかれてしまう駅長。
「現在は銀河鉄道管理局本部の指示で動かしているんだ。」
「証拠はあるんだよな。ちょっと見せてもらおーか。」
綾が押していくなか、一つの放送が流れた。
「まもなく15;00発、惑星トレーダー行きが発車します。ご乗車になってお待ちください。」
「これでもしらばっくれるのか。」
もう騙すのは無理だと駅長は諦め。
「確かにトレーダーはなんの被害も受けてはいません。もちろん夏村未来中将も。」
これを聞き綾は良かった。と呟いた。
「しかし今の所エリアA管理本部は時空管理局との交流再開は考えていないのでトレーダーに行くことは出来ませんよ。」
「未来が無事だと分かったからそれだけで十分だ。」
と言い残し綾は駅事務室から出ていった。

機動6課の隊舍に帰ってきた綾は皆に綾が生きていることを伝えた。
みんなが喜んだのだがはやては複雑な思いだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ