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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 【灰村 諸葉が進む道】
転生
SCENE1
第4話
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き…、
≪ムクッ≫
両腕を失ったとはいえ、魔物は未だに健在。
モロハ「はぁ、はぁ、はぁっ……。」
-くそっ、このままじゃ俺どころかみんなが危ない。でもどうする…一体どうすれば……-
 ̄それに対して、俺の方は息が切れかけている。このままじゃいつ倒れてもおかしくは無い。
けど、ここで諦めたらカノンノ達が危険にさらされてしまう。
この状況を打開するには、さっきよりも強力な手を使う他は無い。
けど、今の俺にそんな手は存在しない。
どうすればいいのか悩んでいたその時…、 ̄
モロハ「??」
 ̄<サラティガ>の時と同様、頭の中に何かがよぎった。けど今回はその時とは違う。それは、俺が俺よりも大きな魔物のような怪物と闘っている姿だ。そして、最後に放った連撃で怪物は倒れた。その俺は…、 ̄
モロハ「フラ…ガ……。」
カノンノ「モロハ、まさか……。」
「「?」」
モロハが何か言った事で、カノンノはモロハが何かを思い出した事を察した。一方のロディとグリューネは何の事かわからず、首を傾げている。
モロハ「思い…出した!」
 ̄俺がそう言った頃には、魔物は俺の目と鼻の先にいた。 ̄
-ここで…終わりにする!-
モロハ「これでも喰らえ!W散沙雨W、そしてW秋沙雨W、更に…W驟雨双破斬W??」
 ̄目にも止まらぬ連続突きの後に追撃の下段切り上げからの上段斬り下ろし(どれも無意識に出た技)。
でもこれだけでは魔物は倒せない。 ̄
ーーーー
カノンノ「凄い、あれ程にコンボを決めるなんて??」
ロディ「でも、あれだけじゃ流石に……」
モロハ「まだだ??」
「「「??」」」
これ程までにコンボを決めたモロハにカノンノは驚いたが、ロディはそれだけでは足りないと察した。
事実、魔物は未だに健在である。
だが…、
ーーーー
モロハ「うおおおっ!これでとどめだ!W冥空斬翔剣W??」
魔物を2度斬りつけた直後の、真上にジャンプしながらの斬り上げ技。
W冥空斬翔剣W。言うまでもなく秘奥義である。
≪パシュッ??≫
この攻撃を受けた魔物は一瞬で消滅。辛くも撃破に成功。
ーーーー
カノンノ「嘘っ……。」
ロディ「W冥空斬翔剣W…明らかに秘奥義じゃない!どうしてそんな技を……」
グリューネ「多分、記憶を失う前に習得していた技でしょうね。それとも他の理由か……。」
カノンノ「モロハ…貴方は…一体……。」
一部始終を目撃した3人は驚いていた。もとより、こんな光景を見せられて驚かない人間などそういる筈も無い。しかしグリューネに至っては、冷静に仮説を立てている。
最終的にカノンノは、その場に立ちすくむモロハの後ろ姿を心配そうに見つめていた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
モロハ「……。」
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