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逆襲のアムロ
13話 様々な事情 11.23
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る」

皆ジャブローからの指令ということで各自同意の上頷く。ワイアットはそんな中ジャミトフに噛みついた。

「しかし、コリニー大将がいろいろ動いているそうじゃないか。何かとケチ付けると補給が止まるなどと・・・我が艦隊に起きたら一大事だぞ。ジャミトフ提督はどうお考えかな?」

ジャミトフは少し笑みを浮かべ反論した。

「閣下は少しお疲れのようだ。味方同士でそんな不始末起きるはずがない。終戦が近いのだ。政治的にも戦後処理を考えてのことだろう。むやみな戦線拡大や戦力投入などする必要はない。要はジオン本国を潰せば全て片付く話だ。それが閣下はもしや皆殺しをしたいとおっしゃるのか?」

ワイアットはぐっとジャミトフを睨みながらもその発言に返答を窮した。
ティアンムはため息を付きジャミトフに話しかけた。

「しかしなジャミトフ提督。現に地球での戦線維持に各部署が困っているという実情がある。ジオンの力は地上では失いつつあるからそれ程以前ほど侵攻される危険性はないだろう。現場はそれをどう見るかはまた説得が必要になるのではないかな?一兵士が作戦のため飢えてしまう恐怖に悩まされては戦う前に負けてしまいかねない」

「・・・そうですね。私の方から宇宙軍につきましてはある目途が立つまで存分にとお伝え致しましょう。その目途がつきましたら提督たちに必ずやお伝え致します。それでいかがかな?」

ティアンムとワイアットは目を合わせ、これ以上突っ込む余地がないなと思い同意した。
ジャミトフは満足そうにして締めにこう述べた。

「良かった。名将と言われる両提督からご理解いただけて。では、これより提督らの艦隊が安心安全での航行をできるよう各中継基地壊滅という露払いをして参ります。それもある程度の目途が立ち次第、両提督とも発進してください。きっと良い星間旅行となるでしょう」

ジャミトフは会議室を後にした。


* サイド1周辺 ジュピトリス級 シロッコ艦 12.10 13:00


シロッコはレイ博士らが開発した試作ムーバブルフレームの実用化にいち早く成功していた。
しかし、それを軍部や技術部には伝えなかった。ジャミトフからも必要以上に有効なことは伝えることはないとも言われていた。

そしてアナハイムからもガンダリウム合金の生成を得て、PMX-000 メッサーラを開発しその試験運用をしていた。

ジュピトリスの艦橋にいたライラ・ミラ・ライラ中尉が敵の勢力圏内であることを頻繁に警告するにもシロッコは全く動じず、むしろ無視をしていた。それに気づいたライラはシロッコの事を放っていた。

すると、敵接近の警報がジュピトリスに響いた。

「シロッコ大佐!敵が近づいてきています。至急帰投してください」

ライラがそう言うと、シロッコ
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