暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another27 玉座
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そうになるのを必死に耐えている彼女の姿があった。

ルイン「負けないで!!最後まで諦めたりしないで!!」

エックス「っ…そうだな…諦める訳には…いかない!!レイジングエクスチャージ!!!!」

エックスの全身から凄まじいエネルギーが迸る。
レイジングエクスチャージのエネルギーに超フォースメタルで強化したXハートが共鳴をお越し、更にレイジングエクスチャージの力を高めていく。

スカーフェイス「な、何!?」

イプシロン「スカーフェイスの超フォースメタルを超えるエネルギー値だと…?」

イプシロンが僅かに目を見開いた。
スカーフェイスに与えた超フォースメタルはボロックやフェラムよりも大きい物だ。
それを上回るエネルギーを発しているエックスに流石のイプシロンも驚きを隠せない。
エックスはバスターブレードを天に掲げると、レイジングエクスチャージで強化されたエネルギーがバスターブレードに収束されていく。

エックス「はあああああっ!!!!」

スカーフェイス「何という計り知れないエネルギー…」

超電磁ブレイカーの電磁波の影響を今でも受けているにも関わらず、エネルギーが減少するどころか増している。
これから繰り出すエックスの一撃は凄まじい威力を誇るものだろう。
このような場面で出す技だ。
生半可な威力ではない。
しかし避ければ確実にイプシロンも受ける。
スカーフェイスも超電磁ブレイカーを中断し、吸収したエネルギーも全てツインビームランスに収束させていく。

エックス「ギガブレード!!!!」

スカーフェイス「プラズマボール!!!!」

刀身から放たれる2発の衝撃波と全てのエネルギーが込められたプラズマ弾がぶつかり合い、大爆発を起こす。
そして…。

ルイン「あ…っ!!」

ルインは見た。
エックスの炎の属性を持った橙色に輝くバスターブレードの光刃がスカーフェイスの動力炉を貫いていた。
ギガブレードとプラズマボールが激突し、大爆発した瞬間にエックスはマッハダッシュでスカーフェイスに肉薄したのだ。
レイジングエクスチャージで極限まで強化されたマッハダッシュはスカーフェイスにすら反応出来なかったのだ。

スカーフェイス「我が力…及ばず…」

バスターブレードの光刃に貫かれたスカーフェイスは途切れ途切れに言った。
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