暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another27 玉座
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さい!!あ奴は…、エックスは、戦いの中で異常な速度で成長する力を持ちます。ここで戦っては、いかな総統といえ必ず勝てる保証はございません!!」

イプシロン「そこを退け、スカーフェイス!!この私が負けるというか!!」

スカーフェイス「総統さえご無事なら、リベリオンは滅びません!!」

スカーフェイスはイプシロンの憤りを前にしても引かなかった。
訴えるスカーフェイスの姿は、エックスやルインの目にもイプシロンを守ろうと必死に見えた。

スカーフェイス「イプシロン総統は我らリベリオンの理想そのものです!!どうか、ここは生き延びる道を…!!」

ルイン「逃がさないよイプシロン!!」

スカーフェイスの言葉を聞いた瞬間、ルインはセイバーにエネルギーをチャージしていた。
僅かでもイプシロンかスカーフェイスが動く素振りを見せたら斬り掛かりそうな勢いだ。

ルイン「あなた達の理想のために死んでいったレジスタンス達の仲間、そして私達の命を繋いでくれたスパイダーの想いに応えるためにも!!イプシロン!!スカーフェイス!!あなた達を倒す!!」

スカーフェイスはこちらにゆっくりと振り返った。
彼の左手にツインビームランスの柄が握られていた。
闘志と決意を漲らせ、スカーフェイスは再びエックスとルインの前に立ち塞がった。

スカーフェイス「総統をお護りするが我が信念…とくと見ろ!!」

迎え撃とうと身構えたルインの前に、咄嗟にエックスが前に出た。

エックス「俺にやらせてくれないか?ルイン」

ルイン「エックス?」

エックス「スカーフェイスとは前に一度戦った。奴の手もある程度把握出来た。」

ルインはエックスの瞳を見る。
決意に満ちた瞳を見て、長年エックスの傍にいたルインはこうなったエックスは止められないことを知っている。
ルインはセイバーを下ろすとエックスを見上げる。

ルイン「エックス」

エックス「ん?」

ルイン「…死んじゃ嫌だよ?」

エックス「…大丈夫、ありがとう」

エックスはファーストアーマーから唯一スカーフェイスの速度に対抗出来るブレードアーマーに切り換えた。
両者がバスターとツインビームランスを構えた。

スカーフェイス「エックス、最早我々に言葉など必要あるまい」

エックス「ああ」

互いに全身から凄まじいエネルギーを身に纏いながら、同時に武器を向けた。

スカーフェイス「受けよ!!プラズマボール!!」

エックス「ディバートチャージショット!!」

チャージショットとプラズマ弾がぶつかり合い、相殺された。

スカーフェイス「はあああああっ!!!!」

エックス「でやあああああっ!!!!」

バスターブレードとツインビームランスが何度もぶ
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