Another27 玉座
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仲間達に背中を押された2人は、休むことなく通路を駆けていく。
ダックビルモールはマッシモが、ラフレシアンはアクセルとルナが、ナインテイルズはゼロとシナモンとマリノが押さえてくれた。
仲間達の想いに応えるためにも、自分達は負けられない。
玉座の間に着いた瞬間、2人は武器を構えていた。
ルイン「イプシロン!!」
エックス「貴様の企ては…リベリオンはもう終わりだ!!」
ルインがセイバーを、エックスがバスターを構えながらイプシロンを睨み据えた。
バスターとセイバーを突きつけられてもぴくりともしないイプシロンの表情は、バイザーの奥の瞳から、固い意思と決意を持ってエックスとルインを見据えていた。
あの時と同じように、最強のイレギュラーハンター達を前にしても恐れることなく、しかも他を圧倒するその威圧感は、まさに反乱軍を統べる覇者に相応しかった。
イプシロン「イレギュラーハンターか…」
エックスとルインを見据えながら、立ち上がるイプシロン。
イプシロン「…ミサイルの超フォースメタルを回収し、我らが“牙”を奪ったと考えているなら、それは間違いだぞ?」
ルイン「…どういうこと?」
イプシロンの言動にエックスとルインは疑問を抱いた。
イプシロンは、エックス達が超フォースメタルを回収したことに何の疑いも抱いていない。
エックス「(スカーフェイスも言っていたが、リベリオンが超フォースメタルを回収した訳ではないのなら、一体誰が…?)」
エックスが思考を巡らせようとした瞬間、イプシロンは身に纏ったマントで隠された動力炉部分に触れた。
イプシロン「超フォースメタルはまだここにある!!邪魔なお前達を排除し、次にこの我が身をミサイルの弾頭としよう!!」
エックス「な…っ!!?」
エックスとルインはイプシロンの発言に目を見開いた。
自らの身を滅ぼしてまで理想を実現しようとするのは正気の沙汰とも思えないが、理想に燃えるイプシロンの瞳は冷静であり真剣そのものだ。
止めなければと、エックスは無意識にハイパーモード・ファーストアーマーを発動していた。
エックス「そんなことはさせるものか!!スパイラルクラッシュバスター!!!!」
衝撃波と共に放たれたチャージショットは凄まじい勢いでイプシロンに向かっていく。
スパイラルクラッシュバスターがイプシロンに直撃するかと思われた瞬間、何者かが乱入した。
突然の乱入者に流石のイプシロンも目を見開いた。
イプシロン「スカーフェイス!?」
イプシロンの前に、スカーフェイスが両手と両足を広げて立ちはだかっている。
スパイラルクラッシュバスターをまともに喰らったにも関わらず、大してダメージを受けていない。
スカーフェイス「総統。この場はお任せくだ
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