リーリーはリン(ボカロ)だった。
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ったく………よくも無駄な時間を使わせてくれたわね………」
「ぁぁぁぁぁぁっ………お、織斑先生にどういったらいいんですの………」
結局、部分展開で強引に手錠を破壊して外してしまったわ。っというか最初からこうすれば良かったしれないわね、ってもう5時じゃない!?急いで仕込みしないと!!
「ぁぁぁ………借りたものですのに………なんて事でしょう………」
「(ちょっと悪いことしたわね………だからって寝込む事無いと思うけど)」
全く世話が焼けるわねぇ………っていうか今更だけどセシリアって今一人部屋状態なのね、同室の子が帰省中だからか。っという事は………セシリア、一つ貸しとくわよ。
「………あっもしもし一夏?今何処で大丈夫?」
『おっ鈴如何したんだ?今なら食堂でうどんを食べてるんだ』
「うどんって今夏よ?まあいいわ、ちょっとセシリアが体調を崩しちゃったみたいから看病をお願い出来る?」
『えっセシリアが?何でまた?』
「さあ?夏風邪かもしれないから、くれぐれもアンタ一人で看病をお願いねっ!!私はちょっと忙しいから」
『ああ確かに風邪だったら俺引かないし、他の人に移ったら大変だもんな。解った、食べ終わったら直ぐに一人で看病しに行く』
「お願いね、メールで部屋番号は送っとくわ」
これでよしっと、セシリアも愛しの一夏に付きっ切りで看病されるんだから嬉しいでしょうね。さて、お邪魔な私は部屋番号を送りながらクールに去るわ………なんたって、7時には心と酢豚なんだから!
ううん………
「おっ大丈夫かセシリア?」
「い、ちかさん………?」
ど、如何して私の部屋に一夏さんが………!?
「ああ無理に起きるなって、具合悪いんだろ?」
「ど、如何して一夏さんが………」
「鈴から電話があってな、看病しようと思ってさ」
い、一夏さんが態々私の為に………!!か、感動ですわ!!っという事は暫くの間は一夏さんを独り占め出来ると言うことですか!?鈴さん、深く感謝いたしますわ!!
「さて、熱は如何かな?ちょっと失礼するぞ」
「なっ!!なななななな!!!!???」
いいいいいい一夏さん!?ななな何故おでこをくっ付けるのですか!!!??
「んっ〜やっぱり熱があるなぁ。やっぱり千冬姉に言ってきて正解だったな」
「せ、正解……ですか?」
「ああ。セシリアの具合が悪かった付きっきりで看病して良いかって聞いて許可を貰ってきたんだ。明日まではこの部屋にいるよ」
「ほ、本当ですか!!?」
「ああ」
さ、最高ですわ………一夏さんが私の為だけにずっと傍についていて下さるなんて………!!
「さてと、ゆっくり横になってた方がいいぞセシリア。欲しいものがあったらなんでも言ってくれよ」
「な、何でもですか……
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ