暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico42雪も積もれば戦となる
[10/10]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
シアちゃん、アウト!」の宣言を背中に聞きながらルシルと対峙。
そして「行っけぇー!」ルシルに向かって雪玉を投げつける。1発目はルシルの足元。投擲体勢に入っていたルシルはそのままで一足飛び後退して回避。わたしは1発目を投げたと同時にジャンプして、回避し終えた直後のルシルへ向かって最後の1発を投擲。
「まだ足りないな!」
ルシル横っ飛びしてわたしの投げた雪玉を回避。そして着地したばかりのわたしに向かって雪玉を投げた。わたしはここまでだ。でもこれで終わりにするわけにはいかない。わたしは仰向けに後ろへ体を傾けた。それで避けられたら儲けもの。たとえアウトになっても・・・
(あの子が居る!)
そして雪玉は、わたしの胸スレスレを通過して行った。そしてわたしは冷たい雪の上に仰向けに倒れ込む。ルシルはわたしが起き上がるまでに追撃しようと雪壁の上に上がったけど、それと同時に「のわっ!?」ルシルに4つの雪玉が直撃。
「・・・や、やったね! アイリの勝ちだよ、勝ち〜〜〜〜〜♪」
わたしの頭のすぐ上に居るアイリから勝ち鬨が上がった。アイリが生き残ってる。それだけを考えて雪壁に上ることでルシルの視線をわたしに集中させた。その間にアイリがなんとかしてくれると信じた。そして、アイリは見事にルシルを撃墜。
「みんな勝ったよ〜♪」
「やるじゃない、アイリ!」
「最後はお前に良いところを全部持ってかれちまったな!」
「ルシルの虚を突くなんてすごいことだよ!」
アイリとアリサとヴィータとアリシアがルシル撃墜だけでなくチームとして勝利したことに喜び合ってる。なのは達やシャマル先生たちも「おめでとー!」って拍手を送ってる。
「ねえ、ルシル」
「ん〜?」
「ひょっとしてわざと負けたりした?」
「いんや。避ける自信はあった。雪壁の左右のどちらから行こうが、上から行こうが、な。けどまさか一足飛びで避けられる範囲すべてに雪玉が飛んでくるとは思わなかった」
そう言ってルシルは笑って「俺の負けだ! なんでも命令していいぞ!」ってヴィータとアイリに拍手を送った。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ